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優香 第九章 2
2010/06/11 00:21

 思惑は的中した。優香は観光地の行く先々で、他人から好奇の目で眺められ、時折風でスカートがめくれたりなんかすると(押さえることは千夏に禁止されていた)、下半身がまる見えになり、他校の修学旅行生たちなどから様々な奇声や罵声を浴びせられるのだった。

「なあ、あの東京の女子高生、あんな短いスカートでノーパンやで!」
「スカートめくれてケツまる見えやったわ!」
「おい、こんなおもんない寺なんか拝んどらんと、前に行って今度はあいつのおま〇こ拝もうや!」
「ホンマこれだから東京の子はアホやわ。うちあんなん考えられへん!」

 また自由行動の際は(当然千夏たちのグループだった)スカートのウエストを折ってさらに短くし、普通に立っているだけでお尻の割れ目が見え、股間の毛が露出するようされたのだった。

「おう! 東京の姉ちゃん! いいケツしてんなあ!」
「いま東京では毛を見せるのが流行ってるのかい!」
「下品な子ねえ。私たちの時代じゃ考えられなかったわ、あんなの」

 またある時など、ちょうどクレープ屋で順番待ちしている時だったが、優香の目の前に並んでいた男の子が(子供の背の高さだと優香のおま〇こがモロに見えるらしい)優香の股間を見上げて、

「お姉ちゃん、何でパンツ穿いてないの?」

 と尋ねる始末だった。優香は顔を真っ赤にして股間を隠したが、すかさず千夏が「隠すんじゃない! ちゃんと子供に女性の仕組みを見せてあげるんだよ!」と言ったので、優香は不思議そうに股間を見つめる少年の視線を逸らせることができなかった。

 やがて母親が気付いたらしい。

「ケンちゃん、見ちゃだめ!」

 そして子供の目を覆うと、優香を横目で睨みつけながら向こうの方へ移動してしまった。子供は立ち去りながら、

「パンツ穿いてないなんて変なの!」また「ママと同じでチンチンついてなかったよ!」

 と大きな声で言ったので、周りにいた大人たちまで優香を注目し、睨んだり、笑ったりするのだった。

 あんな幼い子供にまで変人扱いをされてしまって……優香は自分を人間の恥だと思うのだった。

 また、宿泊所では、着替えがないので、部屋の中では常に全裸で過ごさなければならなかった。それにおしっこ臭いというので風呂に入れさせてもらえなかった。そして部屋にはたくさんのクラスメートや、またそれ以上に多くの他のクラスの生徒たちがやってきて、優香の全裸をデジカメや携帯で撮るのだった。

 そんな地獄の修学旅行だったが、最後にクライマックスが待ち受けていた。優香はそのことをまだ知らされていなかったが、直前になって、つまり最終日の夜、就寝の時間に千夏に言い渡された。

 それによるとこれからすぐ優香は処女を奪われることになるというのだった。相手はサッカー部の斎藤、つまり優香の片思いの人か、もし斎藤に断られたら、引率で来た教師の田崎、あの油ぎったハゲの体育教師になるというのだった。

 それを聞いた優香は頭が真っ白になった。いよいよ処女を奪われるのだ。相手は斎藤くんか、それとも田崎……いや、それだけは絶対にいやだ。あの気持ち悪い田崎が初体験の相手だなんて、また例え斎藤くんとだとしても、こんな形で、人の命令でするのなんて不潔だわ……

 優香はどちらの可能性にも希望を見いだせず、おもちゃのように弄ばれる自分の運命をただ悲しむだけだった。

カテゴリ:優香

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