羞人たち


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優香 第十章 2
2010/06/13 20:28

「さて、母親もいなくなったことだし……」と千夏はにやりと笑いながら言った。「いいこと思いついた!」

 優香はいまだ服を着ることを許されず、全裸のまま、嫌な予感に体を震わせた。

「ちょっと庭を散歩してこよっか! どうせこの一週間部屋に閉じこもり切りだったんでしょ? さ、行くよ!」

 と言って千夏が鞄から取り出したのは、犬の首輪だった。

「ちょっと! 何するの? やめて!」
「うるさい! おとなしく言うこと聞きなさい!」

 そしてむりやり優香に首輪をつけると、紐を強く引っ張り、裸のまま四つん這いにさせた。

「苦しい……引っ張らないで……」
「犬がしゃべるな!」

 そう言うと千夏は四つん這いの優香のお尻を手で思い切り叩いた。

「犬は何て鳴くんだ? ほら、鳴いてみろ!」
「わ、わん……」
「じゃあ次は、おすわりッ! おすわりしろ!」

 優香は犬というより、よく人が真似するカエルのように、しゃがんで手を床に付いて、おすわりをした。開いた股の間におま〇こがまる見えだった。

「よし、いい子いい子。じゃあ行こうか!」
「え? 行こうってどこ……」

 ピシャン!

「しゃべるな! それにさっき散歩に行くって言っただろ! 大丈夫ちょっと庭に出るだけだよ」
「服を着させて! ね、お願い……せめて下着だけでも……」
「うるさい!」

 そして今度は頬を思い切りビンタした。

 もはやどうあがいても無駄だとわかり、首輪をつけられた全裸の優香は、四つん這いで、犬のように、部屋の外へ引っ張られていくのだった。

 廊下の床は冷たく、階段は急だった。四つん這いで、お尻を突き出し、頭から階段を下りていく。千夏がしきりに首輪を引っ張るので何度か転げ落ちそうになった。ようやく下につくと、そのまま玄関へ向かい、千夏が靴を履くのを待って外へ出た(優香は当然裸足のままだった)

 ドアの向こうはすぐ門だった。門からは家の前の通りが見える。夕方の帰宅時で、30秒置きくらいに人や自転車が通行していた。庭は玄関から右へ行った、塀に囲われたところにあったが、そこへ行くにはまずこの門の手前を過ぎなければならない。

「ほら! 何もたもたしてんの! 早く歩け、ほら!」

 そう言って優香のお尻を蹴りながら進ませようとする。

「きゃっ! いやっ!」

 優香は家に戻ろうとしたが、千夏が思い切り首輪を引っ張るので引き返すことはできなかった。

「つぎ逃げたら大声出すよ。そしたら何だろうって人が大勢やってくるよ」

 こうなったらもう早く庭へ行くしかなかった。優香は観念して、千夏の足に隠れるように四つん這いで歩きだした。

 幸いまだ門の向こうに人は通らなかった。が、玄関を離れて5、6歩行ったとき、向こうの方から人の話し声が聞こえてきた。

「いやぁっ!」

 優香は立ち上がって庭の方へ走り出した。不意を付かれた千夏は紐を離してしまった。首から背中へ首輪の紐を垂らし、胸をぷるぷる揺らしながら、庭へ走って行く全裸の女(まるで露出狂じゃない!) 優香はたどり着くなり塀の片隅にうずくまってしまった。

「こら! なに勝手に先に行ってるんだよ!」

 千夏が再び紐を掴むと、優香はまた四つん這いにさせられた。夕日が優香の白いお尻を赤く染めた。

 もうここまで来れば通行人には見られない。しかし、もし誰か家へ訪ねてくる人があれば、門を一歩入るなり、芝生の庭に裸の優香が四つん這いでいることに気付くだろう。セールスマンとか、近所の人とか、また母親とか……母親は出掛けたばかりだが、何かの都合(忘れ物とか)で戻って来ないとも限らない。優香は心配で絶えず玄関の方を窺ってばかりいた。

「ねえ、もういいでしょ? 早く部屋に戻ろ?」

 千夏がまたお尻を叩く。

「何度言えばわかるの? 犬のくせにしゃべるなって」
「でも……」

 ピチャン! 優香のお尻はもう左側が真っ赤だった。

「まだ来たばかりじゃない? ちょっと遊んでいこう!」

 と言うと千夏は庭に落ちていたテニスボールを拾い上げ、それを門の方へ向かって投げた。

「ほら優香取っておいで!」
「……」

 ピシャン!

「なにもたもたしてんだよ! 行かないと部屋に戻れないよ」

 優香はしぶしぶ、四つん這いのまま、塀に沿って、そのボールの方へ歩き出した。後ろから見るとお尻の二つの穴はまる見えで、歩くたびに開いたり閉じたりするのだった。

「もしそのまま家の中に逃げたら写真をこの近所にばらまくからね。あとボールは口にくわえて持ってくるんだよ!」

 幸いボールはそう遠くまで転がっていないので、門のあいだを横切らなくてよかった。優香はボールを見つけると、顔を近づけ(あたし何してるんだろう……)大きく口を開けてくわえるのだった。

 ボールをくわえた裸の女が戻ってくる。

「よしよし、じゃあもう一回」

 千夏はボールを取るなりまた門の方へ向かって投げた。

 こんな調子で優香は庭を何往復もさせられた。自分の生まれ育った家の庭で(幼い頃からの思い出が次々に頭の中に浮かんでくる……)全裸で、首輪を付けられ、四つん這いにさせられて、ボールを口にくわえて行ったり来たりすることになるなんて……優香は幸福だった昔を思い出して目に涙を滲ませるのだった。疲れてハアハアいっているうちに、ボールをくわえた口からよだれが垂れてくるのをどうしようもなかった。

 日が沈んできた。風が冷たくなってきた。

「さて、じゃあ、そろそろ戻ろうか」

 優香はやっと帰れると思ってほっとした。

「でも、その前におしっこしなきゃ。その塀のところでしてきなさい」
「え?」
「え、じゃないよ。いつかみたいにまたお漏らししないように、ここで済ませておくんだよ。ちゃんと犬みたいに片足あげてするんだよ」
「そ、そんな……」
「出るまで部屋には戻れないからね」

 そこでしかたなく、優香は四つん這いで塀の側へ行き、屈辱に顔を歪ませながら、ゆっくり片足を上げた。むき出しのおま〇こがわずかに開き、それを風が撫でるように冷たく通るのだった。

 しかし緊張と恥ずかしさからかなかなか出ない。時間は刻一刻と過ぎていく。もういつ母親が帰ってきてもおかしくない。優香は片足をあげた屈辱的な姿勢のまま、おしっこが出るのを待った。

「早くしないと母親が帰ってきちゃうよ。娘が庭でそんな格好しているのを見たら何て思うだろうねえ。裸で、首輪までして、犬みたいに片足あげて娘が庭でおしっこしようとしてるなんて……」

 と、数分が経過して、やっと尿意が訪れた。優香は恥ずかしいながらも何とかして出そうと頑張った。と、やがてチョロチョロと股の間から流れ出した。するとすぐに勢いを増し、塀は大量のおしっこが掛かって黒く濡れた。

「汚ねっ! ホントにおしっこしてるよ。バカ丸出しじゃん」

 そしてその姿を千夏は笑いながら携帯で撮っていく。優香は顔を歪ませながらも、おしっこを途中でやめることができなかった。

 と、そのとき……とうとう母親が帰ってきた。母親が門のところに現われるのを見るや、優香はまだおしっこの途中だったにも関わらず、慌てて立ち上がり、家の裏手へ走り出すのだった。それはいかにも惨めな姿だった。走りながら、股間からぽたぽたおしっこを垂らし、それが地面に屈辱的な線を引くのだった。

「あら千夏ちゃんそこにいたの?」と母親が振り向いて言った。「あれ? 優香は?」
「庭でちょっと遊んでいたんです。優香ちゃんはいまトイレに行ってますよ」
「そろそろ寒くなってきたから家に入った方がいいよ」

 そう言って母親は家の中へ消えた。

 裏手から優香が戻ってきた。

「どうして逃げたのよ! ちゃんとあのままおかえりって挨拶するのよ」
(そんなのできるわけないじゃん……)と優香は心の中で呟いた。

 その後優香はこっそりドアを開けて中に入って、母親に気付かれないように部屋へ戻った。

「じゃあ、あたしもう帰るから」

 そこでやっと優香は首輪を外され、服を着るのを許された。

 玄関へ見送りに行くと、千夏は最後にこう優香に囁いた。

「明日からまた学校に来るんだよ。この一週間だけはかわいそうだから特別に見逃してあげたけど、明日からは、休んだら承知しないからね……」

 千夏が帰ったあと、母親は優香に言った。

「ホントに優しい子ね。またいつでもいらっしゃいって、言っておいて」
「う、うん……」

 優香は沈んだ顔でうなずいた。

カテゴリ:優香

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