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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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雑記 2

第七章について。なんかすいません…… 力技で強引に仕上げた末、これは行き過ぎだと感じ、あの終わり方にしてしまいました。正直始めからイマイチいい展開が思い浮かばず、早いところ終わりにしてしまいたかった。思えばテニス部篇は合宿ですでにピークを迎えていた。一応けじめとして最後の大会の話を入れたものの、書いた結果は案の定……

新学期に入ってからは、もう少しまともなものをお見せします(たぶん) ですので愛想を尽かさず、楽しみに待っていてくださると非常にありがたいです。
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  1. 2009/10/25(日) 04:07:47|
  2. 雑記
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優香 第七章 5

(だめ……こんなんじゃ、戦えない……)

 崖っぷちに追い込まれた優香だったが、胸から飛び出た胸を気にして試合どころではなかった。

(斎藤くんが見てるっていうのに……胸を……こんなふうに丸出しにして……)

 とそのときフェンスの向こう側に座っている斎藤の姿が目に入った。斎藤は身動きもせずじっと自分を見つめている。こんな状況で、本気で戦うなんてやっぱり絶対に無理だ……とそう思いかけたとき、突然香織が斎藤の後ろに来て立った。そして指で斎藤をさしながら「ビ・デ・オ!」という口の格好をした。

 優香にはそれで充分だった。負ければ今よりもっとひどい目に合うことをはっきりと悟った。

(わかったわ……負けられないのね……」

 そしてゆっくりと右手を外し、ウェアの裂け目からこぼれ出た乳房を、晒した状態のままにした。フェンスの向こうにいる斎藤の視線が、自分に向けられているのをはっきり意識して……

 相手のサーブが飛んできた。優香は、もうなりふり構わず打ち返した。腰まで裂けた裾はいよいよ裂けて、もはや前掛けみたいに垂れ下がっているだけで、優香のお尻は丸出しだった。

 それでも懸命に走り込み、思い切り打ち返す。勝ったも同然と油断していた相手は突然の打球の強さに付いていけない。ポイントが優香に入る。次も、その次のポイントも、優香が取って、ついに1ゲームを取り返した。

 もともと本気を出せば負けるはずのない相手だった。開き直った優香は瞬く間に2ゲーム、3ゲームと奪取して、とうとう5対5のタイブレークまで持ち込んだ。

(よし、いける……)

 優香は勝ちを信じて最後のゲームへとコートに向かった。

 が、そのとき突然、空からぽつぽつと雨が降ってきた。本降りとまではいかない小雨だったが、それでも雨であることに違いなかった。

(うそでしょ……)

 雨は容赦なく優香の体に降りかかってくる。

(い、いやっぁ!)

 それでも試合は続行された。審判はコートに背を向けている優香に言った。

「さあ、早く位置に着いてください! でないとまた遅延行為と見做しますよ」

 もはや後のない試合状況だった。もう1ポイントも無駄に落とせない。優香は意を決して振り返り、構えた。雨が、早くもウェアを濡らして肌に張り付かせた。

(早く終わらせてしまえばいいのよ……速攻で勝ってしまえば……)

 ところが、相手も追い詰められたとなって必死にボールに食らいついた。優香は気持ちばかり焦ってミスが続いた。どちらも引かない一進一退の攻防。雨はその間も降り続ける。

 濡れて肌に張り付いたウェア。それはもはや無いも同然だった。もはやティッシュの白色を失って、完全に、肌の色を透かしていた。そしてまた優香の激しいプレーはティッシュをぐしゃぐしゃにして、足に絡まるスカートの部分は、やがて大きく足を伸ばした拍子に、腰からすっかりちぎれ落ちてしまった。

 観客席がざわつく。それもそのはずだった。優香は腰から下はもうなにも穿いていない状態になったからである。お〇んこ丸出し、そして上半身も、今はもう服の役割を失った、ただのティッシュが張り付いているだけといった格好だった。つまりそれはもうほとんど全裸に等しい格好だった。

(服がどんどんなくなっていく……みんなが私の裸を見ている……私の裸を……)

 しかしそれでも優香は戦わなければならなかった。あと1ポイント取ればそれで終わりだった。

 それは奇妙な光景だった。高校のテニスの大会。雨のコート上を、裸の女子選手が走り回っている。大きな乳房をぷるぷる揺らして必死にボールに食らいつき、開いたお〇んこが丸見えになるのも構わず足を開き膝を曲げてラケットを振り回す。ラリーは長いこと続いた。その間に優香の上半身に残っていたお飾りのティッシュはすべて雨に洗い流された。つまりとうとう正真正銘の全裸(靴と靴下だけは履いていたが)とうとうコート上で全裸になってしまっていたのだった。
 と、相手の力無いボールがふわふわと返ってきた。

(これで決める!)

 優香は追い付き、ウイニングショットを決めようと、足を踏み込んだ。

 とそのとき、優香の足が何かを踏みつけた。と思った次の瞬間には、優香は腰から後方に転んで、股を観客席に向かって大きく開いて、コート上に倒れていた。相手の打ち返したボールの他にもう一つ、ボールが地面を転がっている。

 相手にポイントが入る。一転して今度は相手のマッチポイントとなった。しかし優香は、コート上に倒れたまま立ち上がることができない。股をおっぴろげに開いたまま、顔を苦痛に歪めている。転んだ瞬間、腰を強打してしまったのだった。

「さあ、早くしてください! 相手のマッチポイントですよ」

 しかし優香は立ち上がることができない。

「そんなアソコを丸見えにして、時間稼ぎしないでよね!」と相手選手。

 しかしどうしても優香は立ち上がれなかった。やがて審判が言い放った。

「では、今から十秒以内に立ち上がらなかったら、相手のポイントとします! じゅう……」

 優香は必死に立ち上がろうと足をばたばた動かす。丸見えのお〇んこが開いたり閉じたりする。

「きゅう、はち……」

 それでも体が言うことをきかない。

「なな、ろく……ご、よん……さん……」

 そして、

「にぃ、いち……ゼロ! ではサーバーに1ポイントとなり、試合終了です」

 負けてしまった……これで斎藤に自分のビデオを(あの屈辱的な姿を)見られてしまうのだ。そう思うと優香は、絶望が胸に押し寄せ、股を開いて倒れたまま、声を出して泣きだしてしまった。

 やがて部員が何人かやってきて優香を運び出した。優香はその間泣き通しで周りで何が行われているかまったくわからない状態だった。

――――――――――――――――――――――――

 優香はあっと叫んで目を覚ました。見るとそこは自分の部屋だった。時間はまだ朝の五時……試合当日の朝の五時だった。

(よかった……夢だったんだ……)

 そしてベッドから出ると優香は試合に行くためいつもの体操着とブルマーに着替えた。

 その数時間後に行われた実際の試合は、夢と同じく一回戦負けだった。ネット際に転がっていたボールを踏み付けて足を捻挫してしまったのだった。

 こうして優香の高校生活最後の大会が終わった。
  1. 2009/10/25(日) 03:56:35|
  2. 優香
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優香 第七章 4

 いまや裸同然の姿になった優香。薄いティッシュペーパーのワンピースだけの、あられもない格好。胸のところは一部が破れて、乳首まる見え(それを隠すことを厳重に禁じられ)、またお尻は裾が腰まで裂けて、歩くと割れ目まですっかり見えた。股間も、薄いティッシュペーパー越しに、お〇んこが、その生々しい毛の剃り跡まで、はっきり透けて見えていた。

 風が、強く吹いているわけでもないのに、軽いスカートをひるがえす。もちろん手で押さえることは固く禁止されている。そのたびに、近くにいる人間には、優香の女性器(いやらしい! 人間のクズ!)がまる見えになるのだった。

 そんな優香をよそに、コートでは試合が始まりだした。一時間経ち、二時間経って、次々に、部員や他校の選手たちの試合が始まっては終わっていく。

 やがて会場のアナウンスが優香の名を呼んだ。優香はとうとうこのときが来たのだと、絶望的な思いをしてラケットを持った。

「さあ、いよいよあんたの試合よ」と香織が言った。「一回戦で負けたりなんかしたら承知しないからね。我がテニス部の人間ともあろう者が、こんなところで負けるなんて……そんなことになったらもっと恥ずかしい目に合わせてやるから!」

 コートへ行くと途端に会場がざわつき出した。

「なにあの子のウェア!」
「透け透けじゃない!」
「いいのあんなの着て? 違反じゃないの!」
「最低ね!」

 対戦相手の女子生徒は、優香を憎らしげに睨みつけた。そして優香が試合前の握手をしようと手を差し出すと、それを無視して言った。

「汚らわしい! あんたの手なんか触りたくないよ!」

 かくして試合は始まった。

 相手は一年生の、明らかに格下の選手だった。だが、この数ヶ月ろくにラケットを握らしてもらってない優香は自らのミスで次々にポイントを取られた。また、今日のこのウェア、ティッシュのワンピースが破れるのを恐れるあまり、動きも鈍りがちだった。

 6ゲームマッチのうちの4ゲームを、こうしてあっさりと相手に取られてしまった。

「あんたなに手を抜いてんの!」フェンス際にスマッシュされたボールを拾いにきたとき、香織が冷たく言った。「負けたらどうなるかわかってるんでしょうね? 負けたら、斎藤くんに合宿中のビデオ見せるよ。全裸で過ごした一週間のすべてを。駐車場でおしっこしたとこや、食堂で中学生の靴舐めたとことか、あと夜コンビニに……」
「いやっ!」優香にとってそれは思い出したくない記憶だった。「やめてください、それだけは……絶対に……」
「だったら本気を出すことね。勝つしか他に道はないよ」

 優香は考えた。斎藤に、あの悪夢の合宿中の自分の姿を見せるなんて、死んでも避けたいことだった。それを回避するためだったら、今のこの格好を恥ずかしがっている場合ではなかった。なんとしても、勝たなくてはならない……

 次は優香のサーブゲームだった。優香はそれまでの遠慮がちなサーブを止めて、服が破れるのも構わず思い切りラケットを振り下ろした。

 ビリッ!

 体を逸らしたため胸の裂け目が大きく広がった。そのため乳首だけでなく、右の乳房全体が、裂け目からまるまるこぼれでた。

(いやっ!)

 しかし恥ずかしがっている暇はなかった。何とか打ち返すことのできた相手のレシーブが、ふらふらと、ネット際に飛んできたからだった。

 優香はこぼれでた胸がぷるぷる揺れるのも構わず、ネット際に猛ダッシュした。そして追い付くと空中に浮かんでいるボールを思い切り相手コートに叩きつけた。相手のミス以外で、これが初めての得点だった。

(やった……)

 しかし得点の代償は大きかった。優香はふと気付いて下を見ると、自分の胸が、まるごと飛び出してしまっているのだった。それはもはや直すこともできないほど大きな裂け目だった。

「いやっぁぁ!」

 優香は飛び出した自分の胸を隠してしゃがみ込んでしまった。そしてそのまましばらく立ち上がれなかった。相手選手が、やがてすかさず抗議した。

「早く次のサーブを打ってください! 審判! これは遅延行為じゃないですか?」

 審判をしていた女子生徒はそれを受けて言った。

「早くサーブラインに付いてください! でないと、相手のポイントになりますよ」

 それでも優香は立ち上がろうとしなかった。

「それでは遅延行為と見做します。フィフティーン・オール!」

 しかしそれでも優香は動こうとしなかった。

「フィフティーン・サーティー!」

 動かない優香。

「フィフティーン・フォーティ!」

 そして……

「ゲーム!」

 ついに0対5と追い詰められてしまった。

 優香は手で胸を隠しつつ、コートチェンジのためようやく立ち上がった。
  1. 2009/10/25(日) 03:55:10|
  2. 優香
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優香 第七章 3

(だめ……もう帰りたい……)

 トイレの個室に一人きりになった優香は心の中で呟いた。

(ていうか何でトイレにまでついてくるのよ……)

 個室の外には優香が逃げ出さないようにと一年生部員が見張りとして立っていた。ちょっとでも逃げようとしたらウェアを破いて素っ裸にしてしまえという香織からの命令だった。

「ねえいつまで待たせんの? あんた後輩のくせに先輩待たせんじゃねえよ!」
「すいませんすぐ出ます!」

 一年生に見下されるつらさ…… 優香が出ていくとその一年生部員はにやにや笑いながら優香を見つめた。

「ホントとろいね、あんた」
「すいません、お待たせしました……」
「それにその格好。命令とはいえよく着てこれるよね。実は嬉しいんじゃないの、みんなに裸見てもらえて?」
「……」
「なにあんた嫌なの? 嫌で着てるっていうの? せっかくキャプテンが作ってくれたのに」
「……」
「あっそう。それならキャプテンに言っとくわ。キャプテンの作ったウェアが気に入らないって」
「い、いえ! そんなことないです!……気に入ってます……」
「どのへんが?」
「その……軽くて……動きやすくて……」
「それだけ?」
「あと涼しくて……その……」
「みんなにおっぱい見てもらえるところでしょう?」
「い、いえ!違います!」
「あっそう? そうなの? じゃあそこは気に入らないってわけね? それじゃそう香織先輩に……」
「い、いえ! 気に入らないわけじゃないです! とても気に入ってます……」
「なにが? ちゃんと言いなさいよ!」

 優香は顔を真っ赤にして言った。

「その……みんなに胸を……見てもらえるところです……」
「自慢のおっぱいを見てもらえて嬉しいんでしょう?」
「はい、嬉し……」
「ちゃんと言いなさい! あたしの言ったとおりに!」
「自慢のおっぱ……おっぱいを見てもらえて……嬉しいです……」
「その胸のところ破れたのもわざとでしょ? このあんたのいやらしい乳首をみんなに見せたくてそうしたんでしょ? 違う?」

 言いながら一年生部員は優香の露出した乳首を指で摘んでもてあそぶのだった。ピンクの豆粒がだんだん硬くなる。「あたしの言ったこと間違ってる?」

「いえ……間違ってないです……この、胸の破れたのは……私がわざと……そうしたんです……」
「どうして?」
「私のこの……いやらしい乳首を……みんなに見せたかったからです……」
「へぇそうだったの。乳首見せたくて破いたんだ……最低ね!」

 それから二人は洗面所で手を洗う(あんたの汚い乳首さわってよごれちゃった) 優香は目の前の鏡に写った自分の姿(全身透け透けの、さらに片方の胸のまる見えに露出した格好)を、見ると情けなさに涙が出そうだった。

(これは夢よ……きっと夢よ……だって……もうほとんど裸じゃない……)

 そして手を洗い終えた一年生部員の言った言葉は、さらに夢じみていた。

「あら、ハンカチ忘れちゃった。あんたそのティッシュ貸してよ」
「え?……」
「ティッシュ貸してって言ってるの! それともあたしの手が濡れたままでいいって言うの? 大事な試合の前なのに」
「無理ですそんなこと! それに、紙ならトイレットペーパーがあるじゃないですか!」
「いいから早く貸しなさい! その下に穿いてるアンスコでいいから。ぐずぐずしてるとウェア全部剥ぎ取るよ!」

 そう言って濡れた手を優香の胸に差し出してくる。

「わ、わかりました使ってください!」

 優香はスカートをめくり、中のアンスコ(というかティッシュペーパー)をさらけ出した。

「あっそう貸してくれるの?」

 すると濡れた手が優香の股間に伸びてきて、その薄い紙のアンスコを、強引にすべて股間から剥ぎ取ってしまった。

「いやッーー!」

 剥き出しになったお〇んこ。

 優香は悲鳴とともにしゃがみ込んだ。

 手を拭き終えた一年生は、もはや原型を留めていないアンスコを(これじゃあもう穿けないね)丸めてごみ箱に捨ててしまった。

「よし、じゃあ行くよ」

 優香はしゃがみ込んだままだった。しゃがみ込んだまま、涙を流して泣いていた。

「早くしな! でなきゃ残ったウェアも剥ぎ取って素っ裸にするよ! 性器丸出しで、おっぱいぷるぷる揺らして全裸で試合なんかしたら、それこそもうあんたは最低の女に成り下がるわね。ま、今でも充分女の恥だけど。みんなあんたのこと頭のおかしな変態女と思ってるよ。さっき他校の女子がそう言ってるのあたし聞いたもん」

 優香は耳をふさいで激しく泣きじゃくっていたが、やがてしぶしぶ立ち上がると、見張りの一年生部員の後についてトイレから出た。恥ずかしそうに俯きながら歩く優香の姿を他校の女子部員たちが軽蔑の眼差しで睨みつける。後ろから見ると腰まで裂けたウェアから、優香のお尻がまる見えだった。小麦色に日焼けした、引き締まった剥き出しのお尻が、歩くたびにいやらしく揺れるのだった。
  1. 2009/10/19(月) 16:53:26|
  2. 優香
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優香 第七章 2

「ねえちょっとあの子見て……」
「え、なに?……うわ! なにあの格好! 透け透けじゃない! チク……いや、その、胸が……」
「そうなのよ、しかもさっきからあそこにああやって突っ立ったまま、隠しもしないのよ」
「あれじゃまるで見てくださいって言ってるようなもんじゃない! 汚らわしい!」
「ホントよね、最ッ低!」

 優香は嫌でも耳に入ってしまう、こんな軽蔑の言葉を人が通り過ぎるたびに聞いた。香織の命令で(目障り、一緒にいて恥ずかしいとの理由で)部員たちから離れた場所に、たったひとり立っていなければならないのだった。その際ちゃんと胸を張って(あんたのかわいい乳首をみんなによく見てもらえるように)気をつけをして(隠したりしたら承知しないよ!)立っていなければならないのだった(もし逆らったらビリビリに破いてやるからね!)

 そのすぐ目の前の通路をひっきりなしに他校の女子部員が通った。そのたびに優香は軽蔑の眼差しで睨みつけられ、聞こえよがしの悪口を吐き捨てられるのだった。

「変態!」
「目障りなんだよ!」
「お前の胸なんか誰も見たかねえよ!」
「男子がいなくてさぞ残念なんでしょうね」
「てゆうかまじウザイ。帰れ…」

 死ぬほどの恥ずかしさ。死ぬほどの屈辱感。優香は泣きそうになるのを必死に堪えて立ち続けていた。

 そんなときだった。優香が後ろから声を掛けられたのは。

「田辺さん……?」

 聞き覚えのある男の声に、優香はびっくりして振り返った。と、それはサッカー部の斎藤だった。ひそかに思いを寄せている、中学からの友達の斎藤が、すぐ背後から、名前を呼んだのだった。

「イヤーッ! 見ないで!」

 優香は慌てて斎藤に背を向けた。

「ご、ごめん、俺そんなつもりじゃ……でも田辺さんその格好どうし……」
「な、なんで斎藤くんがここにいるの? ねえどうして、練習は? 大会近いんでしょ? それなのにこんなところで……」

「あたしが呼んだのよ!」とそのとき香織がやってきて言った。口元に意地の悪い微笑を浮かべて二人のもとへやってきた。

「あたしがお願いして来てもらったの。高校最後の大会だからね、きっとあんたのことだから斎藤くんに見に来てもらいたいんだろうと思ってね」

 と言うと香織は、斎藤に背を向けている優香の肩をいきなり掴んで、「ほら、あんたありがとうは? 忙しいところわざわざ来てもらったんだから。ちゃんと前向かなきゃ失礼よ!」
「イヤッ! 絶対イヤッ! 帰って斎藤くん! 来てもらったのはありがたいけど、お願いだからこのまま帰っ……」

 ビリッ!

 何かが裂ける音がした。
(え、なに?……いや嘘でしょ!)

 嘘ではなかった。優香の紙製ウェアのお尻の裾が、縦に裂ける音だった。見ると香織の手が裾を掴んでいる。香織は、それから小さく優香の耳元に、

「あんた逆らったらどうなるかわかってんでしょうね? 今すぐすっぽんぽんになってもらったって構わないんだよ。そしたらもう着るもの何も無くなるけどね。全裸で試合して、全裸で家まで帰ってもらうからね」
「……」

 もう抵抗するすべは残されていなかった。香織の言う通りにするしか道はないんだ!

「ほら、いつまで待たせるの? 早く斎藤くんにお礼いいなさい」

 優香はしぶしぶ(涙ながらに)振り向いて斎藤の前に立った。すると斎藤の目に映った。中学からの友人、優等生の呼び声高い、田辺優香の、透けた膨らみ、尖ったピンクの乳首……

「ちゃんと目を見て! 胸を張って! 返事は?」
「はい……」

 言われた通りにすると、ただでさえ窮屈な胸は突っ張って、透けたピンク色がより濃く見えた。ぴんと張り切った紙を、乳首が今にも突き破りそうだった。優香は顔を真っ赤にしながら斎藤の目を見た。その斎藤の目は彼女の裸同然の胸(特に先っちょの割れ目までわかるピンクの乳首)に注がれていた。

(おねがい見ないで!……斎藤くん……恥ずかしい……)

「斎藤くん……」優香は震える声で言った。「今日は来てくれて……どうもありがとう……」

 そして香織にうながされて深々とお辞儀をすると、先程のウェアの裂け目が、縦にさらにビリビリッと、腰の辺りまで広がってしまった。

「イヤーーッ」

 慌てて押さえようとした優香だったが、しかしさらに運悪く、とっさに手を尻に伸ばした瞬間、右の乳首が、張り切った紙を突き破ってしまった。

 遮るものの何もない、優香の裸の乳首が、斎藤の目の前に現れた。ピンク色の豆粒。田辺優香の……生のおっぱい……

「いャーーッ!」

 優香は走って逃げ出そうとした。試合なんかもうどうでもいい、このまま逃げて帰ってしまおうと……が、そんな思いもむなしく(優香の考えをあらかじめ見越してか)後ろから香織がウェアの背中をしっかり掴んでいるのだった。それで終わりだった。この状況で走り出したら、間違いなくウェアは破れて、全裸で逃げなくてはならなくなる。そうなったら(きっと警察に捕まって)もう完全におしまいだ。

「あんたなに逃げようとしてんのよ! まだ斎藤くんに言うこと残ってるでしょ! あたしの最後の勇姿を見届けてくださいってお願いするのよ!」

 その間もウェアを掴まれたままだった。優香にはもう他にどうすることもできなかった。

「斎藤くん……今日は私の最後の試合……勇姿を……見届けてください……」

 斎藤は先程から目のやり場に困り、明らかに戸惑っている様子だった。

「う、うん……見届けるよ……」
「私の……すべてを……」優香は香織の囁く言葉の通りを繰り返していた。「……見届けてください」
「うん……わ、わかった……」と言う斎藤の視線は無意識のうちに優香の胸、紙の裂け目からまる見えになっている乳首に注がれた。

 優香は片思いの相手に自分のむきだしの乳首を見つめられ、しかもそれを(まるで変態女みたいに)隠そうともせず見せたままにしている自分が、情けなくてしょうがなかった。

「どう? 斎藤くん」香織が言った。「この子、斎藤くんが来たからって乳首まで見せちゃって……よっぽど嬉しいんでしょうね。ほら、もう興奮して硬くなってるわよ、いやらしい!」

 斎藤の自分を見る目がだんだんいやらしく、と同時に軽蔑の色を帯びてきたのを知って、優香は悲しくなった。
  1. 2009/10/18(日) 19:45:36|
  2. 優香
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雑記 1

『優香』御愛読ありがとうございます。ならびにたくさんの拍手や嬉しいコメント、非常にありがたくかつ励みになります。ご期待にお応えして一日でも早い更新をと思っておりますが、只今いつになく健全な、それはもう澄み切った精神状態が続いていまして、なかなか執筆とは行かない次第であります。と、何だか言い訳めいてはおりますが、近々更新いたします。というか今からちょっくら書いてみます。では。
  1. 2009/10/16(金) 23:39:20|
  2. 雑記
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