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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第八章 3

 いつもの休み時間だった。生徒たちの話し声でどこの廊下も活気づいている。笑い声、口笛、はしゃいだ叫び声……どこの学校にでもある普通の休み時間だった。

 と、そこへ、一人の女子生徒が階段を上って現われると、途端に廊下は水を打ったように静まり返った。白い下着姿の女子生徒。俯いた顔を真っ赤にして、泣きながら階段を上ってきた。驚く女子生徒たち、呆然と見つめる男子生徒たち。下着姿のその女子生徒が通り過ぎると、彼らはその後ろ姿をなおも追いつつ、各自こそこそ話し始めるのだった。

「おい、あれ2組の田辺だろ?」
「何で裸なんだよ!」
「気でも狂ったか?」
「それともいじめられでもしてんじゃないか?」
「いや、あいつ近頃変態の噂あるからわからんよ」
「それにしてもエロい体してんなぁ……」

 そうした違うクラスの男子のにやにや笑い、また同じく違うクラスの女子生徒たちの冷たい目線。その中を、本来着ているはずの制服を着ないで、白いブラジャーとパンティだけの姿で、胸の谷間もあらわに、白いお尻を揺らしながら、3年の廊下を歩いていく、それこそまさに成績学年一位の女子生徒、田辺優香の姿だった。

「ねえ、田辺さんどうしたのその格好!」

 違うクラスの女子生徒が心配そうに声を掛けた。が、優香は何とも答えず逃げるように教室へ向かっていく。ぷりぷり揺れるお尻がいやらしい。

「何よせっかく人が心配してあげてるのに」と隣にいたもう一人の女子が言った。「チョー性格わるい!」

 優香は恥ずかしさで全身真っ赤になるのだった。意地悪な男子や女子にからかわれるのも恥ずかしかったが、こういう本気で心配してくれる普通の女子生徒に自分の屈辱的な姿を見られるのはより一層の恥ずかしさだった。それはおそらくまだ優香の中に残っていた優等生としてのプライドが、他人からの同情を拒んでいたからなのだった。

(ああこれで……)と優香は思うのだった。(クラスの人だけでなく、学年中の人に見られてしまった。みんながあたしのこと変態だって思うんだ……)

 と、その時、3組の教室から一人の男子生徒が顔を出した。「いやぁっ!」と優香は叫び声を上げた。顔を覗かせたのは、ほかならぬ優香の片思いの相手、サッカー部の斎藤だった。その斎藤の視線が、自分の下着姿を捉え、ブラジャーを、次いで白いパンティを眺めるのを優香は見た。

「いやぁぁっ!」

 優香は両腕でむなしく胸や股間を隠しながら、逃げるように教室へ駆け込んだ。
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  1. 2010/06/09(水) 20:43:14|
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