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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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優香 第九章 3

 このような手順になっていた。まず、夜中の1時に斎藤を外へ呼び出す。そこへ制服姿の優香が現われ、愛の告白をして、服を脱ぐ。そして裸になった優香と斎藤がエッチをすれば計画は終了。もし斎藤が断ったら、田崎の部屋へ直行、というものだった。

「嫌です! 斎藤くんの前で裸になるなんて! しかも自分から。それじゃまるで……」

 優香はいつになく嫌がるのだった。泣いて土下座までして勘弁してくれるよう訴えるのだった。

「いいよ嫌なら……それなら田崎とヤッてもらうから!」
「それはもっとイヤッ!」
「じゃあブログをばらしてもいいのね? 警察に捕まって、学校退学になってもいいっていうのね?」
「……」
「どうなの、いいの?」
「い、いやです……」
「じゃあ斎藤とヤリな! 失敗したら田崎が待ってるんだから、本気で誘惑するんだよ」
「……」
「わかった?」

 優香は黙って小さくうなずくだけだった。

「あんたの記念すべき瞬間は、ちゃんとあたしが撮影してあげるからね。永遠に映像で残るのよ。感謝しなさい」


 真夜中過ぎ。最終日の夜ということでみな疲れたのか旅館は物音一つしなかった。

 優香は制服を着て廊下に出ると、足音を忍ばせて出口へ向かった。後ろから、少し距離を置いて千夏が付いてきているのが音でわかった。千夏が寝てしまえば、何とかごまかしてこの夜をやり過ごそうと思ったがそうはいかなかった。千夏はちゃんと起きていて、時間になると、そろそろだよ、と優香を促したのだった。

 誰とも出会わずに外に出た。一面の星空だった。夜の空気が冷たかった。優香は寒さと緊張に震えながら、待ち合わせの場所に向かった。

 それは裏手の小さな公園だった。暗い街灯の下に、ベンチが浮かび上がっている。そこが約束の場所だった。

 しかしまだ斎藤は来ていなかった。優香は座って待つことにした。木のベンチはノーパンのお尻に冷たく、風が半袖の優香の腕に鳥肌を立させた。

 まさか来ないのでは? そう思い掛けたとき、時間にちょっと遅れて斎藤が、寝巻のジャージ姿で現われた。

「ごめん、遅くなって……」
「ううん……私こそこんな時間に呼び出したりして……」
「寒くない? そんな格好で、風邪ひくよ……」

 一瞬斎藤の視線が自分の太もも(短いスカートのせいでほとんど付け根まで見えている)に止まったのを感じて、優香は真っ赤になって、スカートの裾をむなしく伸ばした。

「ううん大丈夫……寒くないよ……」

 しばらく沈黙が二人の間に走った。二人はベンチに隣り合って座っていた。が、優香がぶるぶる震えるのを見て、斎藤が言った。

「やっぱり寒いんじゃないか。部屋に戻ろう!」
「いや、ちょっと待って! 話したいことがあるの……斎藤くんに、どうしても伝えなきゃいけないことが……」
「なに? 言ってごらん」

 優香はなかなか言い出せなかった。それでも、やがて決心して、命令されているからではない本当の気持ちを斎藤に伝えた。

「斎藤くん……あたし、斎藤くんのことがずっと好きでした」

 斎藤は別に驚いた様子もなかった。前から知っていたと、その顔は言っているようだった。

「俺も……」とやがて斎藤が答えた。「俺も、田辺のことずっと前から好きだった。何度か告白しようともした。でも……今は、そうじゃないんだ」
「そうじゃないって……?」
「つまり、3年になってからかな。急に人が変わったみたいになっちゃって……急にスカートそんな短くしてくるようになって、パンツが見えても全然気にしてないみたいだし。部活でも、キャプテンなのに何だかみっともなくふざけてばかりだったみたいだし、最近は、変な噂まで広まってて、変態だとか、露出狂だとか……」
「違う! あたし、変態でも露出狂なんかでもない!」
「俺も最初は嘘だと思ったよ。でも……」

 斎藤は言葉に迷った。

「でも……?」

 優香は恐る恐る尋ねる。

「この前、下着姿でお前が学校の廊下歩いてるの見て……あと、今みたいにパンツも穿かないで(あまり話に集中していたので優香は座っている自分のスカートの前がめくれて股間が丸出しになっているのに気付かなかったのだった)恥ずかしげもなく外を出歩いているのを見ると、やっぱりそうなんじゃないかって思うようになったんだ……」

 好きな人にそんなことを言われるなんて……優香は死ぬほど悲しかった……死ぬほど恥ずかしかった。

「違うの! 斎藤くん、これは違うの。信じて……」

 しかし優香はいったいどう違うのか説明できなかった。それはやはりあのブログのせいだったが、今は学校にばれて退学になることも、警察に通報されて捕まることもどうでもよかった。ただこの斎藤にブログを知られてしまうのだけが嫌だった。知られて今よりもっと悪く思われてしまうこと、それだけは絶対に堪えられなかった。

 だから優香は、何の説明も加えず、ただ「信じて!」「違うの!」と繰り返すばかりだった。

 そしてその間も、気付かないうちにスカートがまくれあがって、優香の生い茂る股間を、斎藤のすぐ目の前に晒してしまっているのだった。斎藤はそんなものを見せ付けられて(優香がわざとやっているのだと思ったのだ)最初のうちは黙っていたが、次第に怒りが込み上げてきて、やがていきなり立ち上がると、きっぱりと言い放った。

「そうやって誘惑しようとわざと股間を見せつけて、そんなんで何が違うだ! 何が信じてだ! やっぱりただの変態女じゃないか!」

 そう言って斎藤はその場を立ち去ろうとした。優香は、あまりのショックにパニックになって、必死に斎藤の手を掴んで引き止めた。

「離せよ! この変態! 露出狂女!」
「違うの! 斎藤くん……違うの、待って!」

 そしてもう自分でもどうしてだかわからずに、斎藤の手を掴んだまま、片手で器用に制服の上着を脱いで、次にスカートを地面にさっと下ろして、夜の公園で、それも好きな相手が見ている前で、優香はついに全裸になった。

「斎藤くぅん……あたしを抱いて……斎藤くぅん……行かないで……」

 そうやって優香は泣きながら斎藤に抱きつこうとするのだった。

「斎藤くん見て……あたしのおっぱい……見て、これがあたしの乳首……それでね斎藤くん、これがあたしのおまん……」
「やめろ離せこのメス豚!」

 と言って斎藤は抱きつく優香に思いきり張り手を食らわし、さらに思いきり全裸の相手を地面に投げ飛ばすのだった。

 そして地面の砂を靴で蹴って優香に浴びせ掛けながら(もはや人間の扱いではなかった)最後にこう言い放った。

「それになあ、いま俺には付き合ってる人がいるんだよ! 彼女はお前なんかと違ってちゃんと常識もあるし恥も知っている! お前みたいに人目も気にせず素っ裸になったりすることもないんだよ!」

 優香は砂まみれで地面にひざまずきながら言った。

「誰なの、それ? 誰? あたしの知ってる人?」

 斎藤は即座に答えた。

「香織だよ!」
「かおり? どこのかおり? 何年生の?」
「お前の一番よく知ってる香織だよ! お前と一緒のテニス部だった。お互い部活を引退してから、付き合い始めたんだよ!」
「香織? ホントにあの香織と付き合ってるの? ねえ待って! 斎藤くん行かないでよ~!」

 しかし斎藤はすでに走りだし、深夜の公園に全裸の優香を残したまま、立ち去った。

 こうして優香の初恋は散った。それも最悪の形で……
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  1. 2010/06/11(金) 00:23:47|
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