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羞人たち

趣味で書いた羞恥小説 18禁です。

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彩 第一章 1

 膝上20センチのスカートで放送に臨むよう脅迫された彩。昨夜無視したことで公開されてしまった動画を削除させるためには、もう相手の言うことを聞くしかなかった。

 翌日、本番10分前にスタジオ入りした彩は、スタッフがアッと驚くほどの短いスカートを穿いていた。黒の無地のタイトスカートで、丈は膝上20センチ、いや、股下10センチと言った方が早かった。露出した太ももは、ほとんど足の付け根まで見え、ちょっとかがんだらすぐに下着が見えてしまいそうだった。その太もも露出の彩のミニスカ姿は、普段清楚な衣装を見慣れているだけに、スタッフの目にはなお違和感があった。

 彩はスタジオへ歩いてきながら、短すぎるスカートの裾を、恥ずかしそうに手で伸ばしていた。顔は真っ赤だった。自分のむき出しの太ももへ突き刺さるスタッフの視線が、彩には痛いほど感じられた。男性スタッフの、驚きと喜びの混ざった露骨な眼差し。女性スタッフ、また共演の女子アナ2人の、不審そうな表情……。それらの視線を避けるように、彩は顔を伏せながら歩いた。

 それは命令どおりの姿だった。犯人の要求どおりの、膝上20センチのミニスカート。本番前、スタイリストに無理を言って用意してもらい、そのスタイリストの反対を押し切って、スタジオへやってきたのだった。

「どうしたの、彩!」と、その彩のミニスカ姿を見ると、先にスタジオ入りしていた真希は、すぐさま駆け寄って訊ねた。「昨日より短くなってる、下着見えちゃいそうだよ……」
「う、うん……」と彩は答えたが、真希と目を合わせられなかった。
「衣装として用意されてたの? もしそうだったら、あたしが抗議してあげようか?」

 まさか彩が自分で頼んで用意してもらったとは思えなかった。だから真希は、これはきっと番組のスタッフが、スタイリストに命じて、彩に短いスカートを(それもこんな極端に短い卑猥なミニスカートを)用意させたのだと、思い込んでしまっていた。同じ女子アナとして許せない、タレントやアイドルでもない、局の女子アナに、こんな短いスカートを穿かせて、色気で視聴者を釣ろうだなんて……。スタッフへの怒りと、彩への同情が、真希の頭を満たした。

 しかし彩の答えははっきりしなかった。

「ううん、いいの……」と彩は相変わらず下を向いてスカートの裾を恥ずかしそうに伸ばしながら、「大丈夫、あたしこれで出るから……」
「でも……」
「そ、それにほら、この番組生放送だし、季節に合わせた格好をしないと、視聴者の人に伝わらないから……」
「それはそうだけど……」

 けど、さすがにそこまで短いスカートでは、もはや夏らしさを通り越して、下品になってるとは、いくら親友といえども真希には言うことができなかった。

「彩がそう言うんなら、あたしは全然構わないけど……」と真希は納得いかない口調で言った。「でも、本番中は気をつけた方がいいよ。特に椅子に座ってるとき、足を開かないようにね」
「え?」
「番組中に下着が見えちゃったりしたら、最悪だよ。生放送だから、編集はできないし、そんなことになったら、すぐにネットに載せられちゃうよ」
「う、うん……気をつける」

 しかし、本当は気をつけるどころか、放送中、椅子に座っている間は、常に足を開いていなければならないのだった。ヒザをこぶし一つ以上……。今のこの短いスカートなら、その程度の足の開きでも、下着は確実に見えてしまうだろう。しかも椅子に座るとなると、伸縮性の少ないタイトスカートは大きく上へずり上がってしまうのだ。原稿やハンカチで隠すことはできない。だからパンチラどころか、パンツまる見えになってしまう恐れがあった。

(どうしよう……本当にこの格好で足を開かないといけないの? テレビの生放送中に……たくさんの人が見ている前で……)

 そんなこととても出来るはずはないと思ったが、やらなければ自分の裸の動画をネット上に公開されてしまうのだ。ぼかし無しの、自分の名前付きで……。それだけは絶対に避けなければならなかったが、しかし生放送中のパンチラも、彩には同じくらい嫌だった。

 足を開くか開かないか……そのことで、彩は一日中悩み続けてきた。そして結局、どうするかはっきり決まらないまま、本番を迎えることになってしまった。

「はいでは本番始まりまーす! 10秒前、9、8、7……」

 彩はカメラの前に立った。もう逃げることはできなかった。
  1. 2011/07/13(水) 20:26:05|
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彩 序章 3

 膝上20センチのスカートで放送を行なうように、という犯人からの命令を無視してしまった彩。その夜、彼女は自宅のマンションに帰ると、パソコンを開いて自分の裸の動画が公開されていないか確認した。

 しかし、無限に広がるネット上の世界。もし公開されているとして、果たしてどこにその動画があるのだろうか?

 彩はとりあえず自分の名前で検索してみた。彩はアナウンサーになって以来、一度も自分の名前で検索してみたことがなかったが、しかし今日、このときはそうする必要があった。犯人が動画を公開したのか、確認する必要があった。

 意外、というか、まあやはり、自分に関して書かれた記事が複数存在していた。『伊藤彩セクシー生足画像』というものや『伊藤彩の可愛すぎる卒業アルバム顔写真』というものなど……。また、2ちゃんねるの掲示板に自分のスレッドが立っていた。最終の書き込みは5分前。彩はおそるおそる覗いて見た。動画を公開するとすれば、ここだろうと思った。

 話題は今夜の彩の突然短くなったスカートについてが中心だった。読んでいくと、やはり露骨な書き込みが目立つ。

「あのミニスカにチ〇ポぶち込みて~」
「パンツ見えそうだったよな。誰か動画UPしてくれ」
「意外と露出狂の気があるんじゃないか? ああいう真面目そうな女に限って変態ドスケベヤリマンだからな」
「彩のマ〇コ、略してアヤマン」
「変態ドスケベ彩ちゃ~ん。明日はもっと短いスカート穿いて、パンチラサービスしてちょ~だい!」
「今日彩のミニスカで2回抜いた俺は勝ち組」
「もうニュースなんかどうでもいいから彩の太ももだけ映しててほしい」

 読みながら彩の顔はどんどん真っ赤になっていった。だいたい予想はしていたが、これほど露骨だとは思わなかった。アナウンサーとして真面目にニュースを伝えようとしているのに、いやらしい目線でしか見られていないなんて……。彩は途中で読むのをやめた。動画の所在はわからなかった。

 と、パソコンに不審なメールがあったのはそのときだった。件名『例の動画について』となっていた。間違いなく犯人からだった。

 しかし本文に文章はなく、一つのURLが、貼り付けてあるだけだった。彩はそのURLをクリックした。

現われたのは有名な動画共有サイトだった。ページには、一つの動画が再生を待っていた。タイトルは『彩の秘密』だった。

 彩は気を失う寸前だった。では予告どおり、犯人は、動画を公開したのだろうか……? 彩は動画の再生ボタンをクリックした。

(やっぱりそうだ……)

一瞬ですべてがわかった。それは紛れもないあの写真の動画だった。フィットネスクラブの脱衣所で彩が全裸でいるところを、真正面から撮影した、写真の元の映像だった。

 しかし、不幸中の幸いといえるだろうか、いま見るこの動画には、女性の(つまり彩の)顔のところに薄いぼかしが施されていて、また動画自体の画質も良くないので、これを見た人間が女子アナの伊藤彩のことを思い浮かべるかどうか、それはわからなかった。しかし、動画タイトルの『彩』という名前や、髪型や全体の雰囲気で、自分を連想されないとも限らなかった。ぼかしの向こうの顔立ちも、彩をよく知る人間にはわかりそうだった。

 動画を見ながら彩の頭の中は真っ白になっていった。とても最後まで見ていられなかった。

 すると、そのタイミングを見計らったように、先程と同じ相手からメールがあった。

 メールにはこう書かれていた。

『動画を削除して欲しかったら、ちゃんと命令には従うこと。もし明日も命令を無視するようなら、今度はぼかし無しの高画質の動画をUPし、そのアドレスを2chの掲示板に貼り付ける。いいかい、膝上20センチだよ。今夜のは9センチしかなかったね。だからあと11センチ短いスカートじゃなきゃいけないよ。1センチのごまかしも許さないからね。

 あとそれから、今日命令に従わなかった罰として、明日の放送は、椅子に座っている間、ヒザを常にこぶし一つ分開いていること。もちろん手で押さえたり、ハンカチや原稿で隠したりするのは厳禁。一度でもそんなことしたら、その瞬間に動画を公開する。でも、だからといって、放送中椅子に座らないのは無しだよ。ちゃんといつも通りの形で番組を進めなくちゃダメだよ。いい、わかったね?

またもし警察に話して僕を逮捕しようと考えてるんなら、それはやめた方がいいよ。僕には同じ動画を持ってる仲間がいるから、そんなことしようものなら、即座にそいつが、僕に代わって動画を公開するだろうからね。

 あ、そうそう、パンティの色は白でお願いしま~す! ストッキングは穿かずに、生足でね。でも、どうしても白が嫌だったら、ノーパンでも全然構わないよ。変態ドスケベヤリマンの彩ちゃんのことだから、たぶんそっちの方がいいよね。

 じゃあ、明日の放送、楽しみに待ってるよ~』

 読み終わった彩の表情がどんなだったか、もはや言うまでもない。
  1. 2011/07/13(水) 20:25:33|
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彩 序章 2

 一時間後、着替えを済ませ、スタジオ入りした彩は、彼女には珍しい短めのタイトスカートを穿いていた。しかしそれは脅迫に規定されていた膝上20センチには遠く及ばない、せいぜい膝上10センチのものだった。いつも膝丈のスカートで放送に臨んでいる彩にとっては、それでも充分恥ずかしいものだった。

 命令を完全に無視したのではない。とにかく普段より短くはしたのだ。だからこれで何とか妥協してもらえると思った。また、犯人が誰かわからないが、動画を公開するとか、そんなひどいこと、できるはずがない、単なるイタズラにすぎないだろうと甘く考えてもいた。

 番組のスタッフは、彩が今までにない短いスカートを穿いてきたので不思議に思った。サービス精神旺盛で視聴者を楽しませることの大好きな彩だったが、しかし性的な意味で視聴者を喜ばせることは、これまで頑なに拒んできたのだった。ミニスカートや短パン、胸元の大きく開いたシャツなど、番組スタッフのいやらしい意図が窺える衣装は、スタイリストにやんわりと頼んで変更してもらっていた。

「どうしたの、彩、スカート短くしちゃって?」

 共演の女子アナ、彩と同期の真希は、彩の珍しい衣装を見て、すかさず訊ねた。

「いや、その……梅雨も明けたから、この方が、視聴者の方にもわかりやすいかなと思って……」

 脅迫されたからとは言えるはずがなく、彩はスタッフにそう答えるしかなかった。

「そ、そう……」
「おかしいかな……?」
「ううん、夏らしくていいんじゃない……似合ってるよ」

 同期入社で、彩の一番の親友でもあった香織は、彩の突然の心変わりに納得がいかないながらも、こう答えるのだった。

 やがて本番が始まった。この日の彩は明らかにいつもと様子が違っていた。表情が固く、原稿を何度も読み間違えた。またとりわけ、いつも視聴者の目を楽しませ、パンチラの淡い期待を抱かせる、細いキレイな足を、この日は過剰なほどぴったり閉ざして、動かさなかった。

 その甲斐あってか、ミスは多かったものの、彩は短くなったスカートで、何とかパンチラの失態を犯さずに、無事生放送を終えることができた。

 しかし、放送終了後も彩の顔は冴えなかった。動画を公開されてしまったのではという不安が、彼女の頭を埋め尽くしていた。
  1. 2011/07/13(水) 20:25:08|
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彩 序章 1

『BSグッドナイトニュース』生放送前のスタジオ。

 番組の担当アナウンサー、伊藤彩は、5分後に迫った放送の原稿チェックを行なっていた。

 伊藤彩、といえば、〇〇テレビ入社3年目の女子アナで、知的な雰囲気と可愛らしさを併せ持つ、人気若手美人アナウンサーである。

 そんな彼女が司会を務める『BSグッドナイトニュース』は、この4月から始まった(月)~(金)夜11時からの30分番組で、一日のニュースを幅広く、政治経済からスポーツ天気まで、すべてスタジオで女子アナが伝えるもので、彩の他に、2人の若手女子アナが出演していた。主に男性視聴者からの高い支持を受け、出演する3人の女子アナの中でも伊藤彩の人気はずば抜けていた。会社帰りの疲れた心も、彩の優しい声と笑顔で癒される、というわけだった。

 そんな癒しの笑顔が魅力の彩だったが、この日、スタジオで本番を待っている彼女の様子は少しいつも違っていた。普段の明るい笑顔の代わりに、何か心配事でもあるような、暗い表情をしていた。

 遡ること一時間前……。

 楽屋でのこと。

 彩は楽屋に入ると、そこのテーブルの上に、見知らぬ封筒が置いてあるのを発見した。

(なんだろう……?)と不思議に思った。(仕事に関係のあるものかしら?)

 彩は封筒を手に取り、ちょっと覗いて見た。そして中に入っているものを取り出した。

(な、なによこれ……)

 それは写真だった。脱衣所の、明らかに隠し撮りしたものらしい、女性の写った写真だった。入浴後の女性の裸を、真正面から捉えたもので、露わな胸や濡れた股間が、はっきり見えた。また、その顔も、彩には誰であるか一目でわかるほど鮮明に写っていた。

 それは自分だった。紛れもない彩の全裸の写真だった。脱衣所は彼女の通っているフィットネスクラブのシャワールームのものだった。

(なんで……どういうこと……?)

 当然のことながら彩にはさっぱりわからなかった。自分の裸が、どうして撮られて、しかもそれが、楽屋のテーブルの上に置いてあるのか?

 思い当たる節はまったくなかった。

 と、それまで気づかないでいたが、封筒の中に、もう一枚、何か入っているようだった。

 彩は不安とともにその同封されているものを取り出した。

 それは何者かのメモ。白い紙に、明らかに彩に宛てて書かれていた。

『今日の放送、あなたは最低膝上20センチのスカートで行なわなければならない。もし従わなかった場合、この写真の元の動画を、ネット上に公開する。』

 読み終えた彩の顔は青ざめていた。

 彩の転落の始まりはこういう次第だった。
  1. 2011/07/13(水) 20:24:14|
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優香 第十三章 3

 優香は自分の席に着いた。

 しかし席に着いても両手を縛られているので昼食を取ることはできない(もっとも、こんな状況で食欲などあるはずがなかったが)。優香は椅子にぽつんと座っているしかなかった。全裸のお尻に固い椅子が冷たかった。

 すると、その優香のぽつんと座っている席の周りへ、男子たちが、椅子を持ってやってきた。そして優香を取り囲むように座ると、各自目の前の、白い、優香の全裸をねっとり鑑賞しながら食事を始めた。裸をおかずに、というわけだ。

「いやー、田辺の裸を見ながらだと、食が進むなあ」
「胸見ながらメシ十杯はいけるぜ」
「じゃあマ〇コ見ながらだとさらにもう十杯だな」
「ほら、優香ちゃ~ん、俺たちの食が進むようにマ〇コも見せてくれよ~。さっきみたいにさ、股開いて、ちん〇入れてくださいって誘惑してくれよ」
「そしたら、俺のソーセージ食べさせてあげるよ~」
「俺のフランクフルトもな~」

 そんなふうに男子たちは優香をからかうのだった。

 優香はその男子たちのからかいや、露骨な眼差しに、じっと堪えるしかなかった。胸を隠すことも、また囲まれているので逃げることもできない。顔を伏せ、自分のいやらしい裸をじっと睨んでいることしかできなかった。

 と、やがて男子たちの盛り上がりが最高潮に達しようとしたときだった。

 調子に乗った一人の男子が、何を思ったか、突然腕を伸ばして、優香のまる出しの乳首の片方(先っちょの可愛らしい突起)を箸でつまんだ。

「いやッ! ちょっと、なにするの……!」

 優香は顔を真っ赤にして叫んだ。しかし怒ったところで、箸でつままれた自分の乳首をどうすることもできない。

「ああ、悪りい悪りい、てっきり豆だと思ったよ」
「そんなわけないじゃない……!」
「でも、こっちのお豆もうまそうだな」

 と言うと、その男子は再び腕を伸ばして優香のピンク色の小粒の豆を、いや乳首の突起を、箸の先で器用に挟んだ。ぷにぷに押し潰される乳首の突起。箸で転がされて、上を向いたり、横を向いたりする。

「や、やめて……いやッ!」

「あれ? なかなか取れないなあ」
「箸の使い方が下手なんじゃないか」
「見ろよ! だんだん固くなってきたぞ」
「ほら、箸でつまむと、すげえ弾力」
「マジで食いたくなってきたよ。よだれが止まんないぜ」

 優香は隠すことのできない自分の乳首を、クラスの男子に、箸で挟まれ、つつかれたり、引っ張られたりして、もう声も出せないほど恥ずかしかった。そしてもう自分で見てもわかるほど、刺激を受けた自分の乳首が、なまめかしく硬直して、大きくなってしまったのを、くやしく思った。

 すると、相手の男子は、もう本当に我慢できなくなったのか、いきなり優香の方へ身を乗りだし、顔を近づけると、優香のそのなまめかしく硬直した乳首(まるで食べてくれと言わんばかりに赤く色づいた)を、舐めようとしだした。

「いやッ……こ、来ないで……!」
「ほれほれ、優香ちゃんの乳首はどんな味がするのかな~?」
「や、やめて……近寄らないで」
「とかなんとかいって、ホントは舐めてほしいくせに」

 優香は椅子から立ち上がり、男子から逃げようとする。だが、周りを椅子に囲まれているため、思うように逃げられない。椅子の形作る円の狭い空間の中で、迫り来る舌を避けなければならなかった。

 逃げまどう優香の裸体が、取巻く男子たちの目の前で、激しく踊る。かつてあれほど熱烈な思いを込めて憧れ、妄想するしかなかったクラスのアイドル、田辺優香の揺れるおっぱい、くねらせる白いお尻、丸出しのおま〇こが、いま、現実に自分たちの目の前にあって、卑猥なダンスを踊っていた。

「いいぞ~、もっとケツ振れ~! くねくねっと、俺たちに突き出すように~!」
「おっぱい揺らすのも忘れずにね~。ぷるんぷるんと、いやらしくね~」
「ほらほら、逃げないと吉田に乳首食べられちゃうよ~」
「優香ちゃんの完熟乳首、きっと甘い味がするんだろうな~」
「練乳つけて、パクッと一口で食べたいな~」

 必死に逃げまどう優香の裸体に、男子たちのそのような野次が次から次へと飛び交った。もう彼らの目の前にいるのは、クラスメートの田辺優香ではなく、一つの女の裸体、自分たちを興奮させ、楽しませるための、裸のおっぱいとマ〇コにすぎなかった。

 しかし、そのとき、今まで男子たちのそんな様子を黙って見ているだけだった女子の一人が、突然横から口を出して割り込んできた。

「男子~、やめときなよ。あんまり構うとまた調子に乗るよ~」

 すると、その言葉を期に、グループの他の女子たちも不満を言い出した。女子たちは、クラスの男子があまりにも優香のことばかり構うので、内心嫉妬していたのだった。

「そうだよ~、そんなにちやほやすると自分がモテてると勘違いするよ」
「ホントはハダカ目当てなだけなのにねえ」
「きっと、ああやって逃げながら、あたしって超かわいい、男子にモテモテって思ってるんだよ」
「勘違いしないでね~、モテてるのはあんたじゃなくて、あんたのいやらしい裸なんだからね~」
「そうそう、別にあんたじゃなくっても、そんないやらしい格好でいたら誰だって注目されるんだからね~」
「ねえ、ちょっと真希ためしにやってみたら?」
「なんであたしが? あたしにあんなみっともない格好できるわけないじゃない!」
「ハハハ、そうよね~、あんないやらしい格好、しかもクラスの男子の前で、普通の人間じゃあとてもできないよね~」
「できるわけないじゃ~ん」
「優香くらいだよ~、あんな姿で平気でいられるのは」
「でも、あんな見え透いた挑発に乗る男子も男子よね~」
「ホントよね、あんな最低の女を相手にする人と、あたし話もしたくないわ」
「あたしも~」
「あたしもよ~」

 こうした女子たちの会話に、風当たりのようなものを感じた男子たちは、女子から嫌われたくなかったので、悪乗りを中止せざるを得なくなった。

 男子たちのテンションは一気に下がってしまった。

 が、しばらくして、その盛り下がった男子のところへ、先程のグループの中の三人の女子がやってきて、言った。

「優香ちゃん、お弁当食べないの~?」
「食べないとお腹すくよ~」
「もしかしてお弁当忘れちゃったの~?」

 と言うと、その女子は優香のカバンを開けて中を見た。

「あら、ちゃんと持ってきてるじゃん」
「せっかくママが作ってくれたんだから、ちゃんと食べなきゃダメだよ」
「はい、ここに置いといてあげるから、残さず食べなさい」

 するとその女子は、優香の弁当箱のフタを開けて、それを、教室の床の、自分の足もとに置いた。

「ほら、早く食べなさいよ」
「食べないんなら、あたしたちは出て行って、男子に食べるの手伝ってもらうからね」
「そしたらさっきの続きが待ってるよ」
「うちらがいなくなったら、もう乳首だけじゃ済まないかもね」

 優香は意地悪く自分を誘導する女子たちの顔を、悲しげに、助けを求めるように、見つめていた。助かる見込みはなさそうだった。意地悪な笑みを浮かべた女子たちの顔には、軽蔑と、憎悪と、復讐の感情が、もう動かしがたく貼りついていた。

「ほら、さっさと食べなさいよ!」

 言いながらその女子は上履きで弁当箱を軽く蹴った。

「あと十秒以内に食べ始めなかったら、うちらホントに出て行くからね」
「じゅ~う、きゅ~う……」

 無情なカウントが始まった。もう回避するすべはなかった。

 優香は取り巻く男子の輪から抜け出ると、カウントする女子たちのそばへ行き、その足もとに、膝をついて、床に置かれた自分の弁当箱に、顔を近づけた。

「さ~ん……あ、食べた~!」
「うわ~、ホントに食べたよ~」
「口で直接なんて、犬みた~い!」
「いや、犬みたい、じゃなくて、もう完全に犬よ。だって廊下の壁におしっこしちゃうくらいなんだから」
「あ、そうか、じゃあこの食べ方でもともと正しかったというわけね」
「ほら~、犬優香~、ちゃんとこぼさないで食べるんだよ~」

 床に膝をつき、口で直接弁当を食べる優香。後ろ手に両手を縛られているため、手を使うことはまったくできない。正座したお尻は、頭を下げることで、自然と高く突き出され、その突き出されたお尻は、椅子に座った男子たちに、一部始終見られていた。お尻の穴まで、はっきり見えて、おま〇こも当然、丸見えだった。

「うおぉ! すげえ、こんな至近距離で、マ〇コまる見えじゃねえか!」
「豆のつぎは、アワビかよ!」
「ぷりっぷりの、新鮮そのもののマ〇コだな」
「軽く揉んで、醤油つけて食いたいぜ」
「いや、むしろこのマ〇コで味をつけて、弁当食いたいぜ」
「これならメシ百杯は余裕で行けるな」

 クラスメートの前で犬のように食事させられる。これ以上の屈辱が他にあろうか。後ろからは全裸の下半身をいいように見つめられ、からかわれ、前からは、腕を組んで立っている三人の女子に、監視され、見下され……。優香はもう自分がいったい何を食べているのかわからなかった。口に入れたおかずは何の味もしなかった。ただもう屈辱の苦さと、涙のしょっぱさがあるだけだった。

「ねえ、そんなもたもた食べてたら、昼休み終わっちゃうよ」
「ほら、こうやって、もっとお弁当に顔を近づけて」

 と言うとその女子は、足を上げ、上履きで優香の頭を軽く踏んづけるようにした。優香の口元がケチャップで赤く汚れた。

「あ、そうだ、お弁当食べてると喉も乾くでしょう?」
「そういえばカバンの中にちゃんと水筒も入ってたよ」
「じゃあ、これも床に置いとくから、飲んでね」

 と言うと、水筒のコップに入れたお茶を、弁当箱の横に置いた。

「カラになるまで飲まなきゃダメだよ」
「もしコップ倒して床にごぼしたりしたら、今度は制服で拭いてもらうからね」
「制服まで雑巾にしたら、もう着るものなくなっちゃうね」
「いいじゃん、制服なんかなくても。どうせ犬なんだし、それも発情期のメスよ」
「ほら、さっさと飲みなさい」
「早くしないとまた頭踏んづけるよ」

 優香はしぶしぶ、なみなみと注がれた水筒のコップに、顔を近づけ、上の方のお茶を、吸い込んだ。

 しかしある程度飲んでしまうと、残った下の方のお茶は、唇が届かず、吸い込めなくなってしまった。優香がためらっていると、女子たちが早くしろと急かす。また上履きで頭を踏んづけようとする。それで優香は仕方なく、恥を忍んで、舌を出すと、ぺちゃぺちゃと、犬のように音を立てて飲み始めた。

「下品~。音立てて飲み物を飲むなんて、いったいどういう躾を受けたのかしら」
「どうせろくでもない親でしょ。こんな露出狂の娘に育つんだから」
「ひょっとして、母親も露出狂なんじゃない? 親子そろって、夜な夜な全裸で街を歩いてたりしてね」
「そっか~、じゃあしょうがないよね。母親の遺伝じゃあ娘に文句いえないなあ」
「露出狂の遺伝とか、超笑えるんだけど」
「母親にこの姿見せてあげたいよ。お母さん!おたくの娘さんは露出狂として立派に、全裸で犬のようにお茶を飲んでますよってね」
「そしたらどうなるかな~?」
「そしたら? 決まってるじゃん、母親も負けじと脱ぎだすに。それから、二人で全裸で、目と目を見つめ合って、<ママ、あたし恥ずかしがらずにできたよ!><優香、よく頑張ったねえ、これでお前も一人前の露出狂だよ!>って言って、涙を流しながら抱き合うの」
「ハハハ、どんな親子だよ! 超おもしろい!」

 自分のことだけならまだしも、大好きな母親のことまでバカにされて、優香はくやしくて堪らなかった。そしてコップのお茶をなおも舌で飲み続けながら、優香は、もし今のこの状況を母親が見たら何て思うだろうと考えた。成績優秀の優等生だと思っていた自分の娘が、学校で裸になり、両手をハチマキで縛られ、クラスメートたちに軽蔑されながら、床に置いた弁当を直接口で食べている……。お尻を突き出し、男子生徒たちに性器を見せつけている……。母親にそんな姿を見られたら、もうとても生きていけない。だから優香は考えるのをやめた。

 こうして、昼休みの間も、悪夢のような羞恥が続き、一秒も休むことのできない優香であった。
  1. 2011/07/10(日) 15:44:25|
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雑記 5

 みなさんお久しぶりです。当ブログ管理人の羞人です。

『優香』約2ヶ月ぶりの更新となりました。

 またいつもの残酷さだな、というところでしょうか(笑)

 書き始めはいつもそんなつもりはなく、ほどほどのところで留めておこうと思うのですが、調子に乗ってくるとついつい心の醜さが出てしまい、ヒロインを追い詰めてしまいます。

 体育祭篇、どんだけ続くんだとお思いの方もいるでしょうが、この章で終わらせるつもりです。

 そもそも何でこの体育祭篇だけこんなに長くなってしまったかというと、わたくし、個人的に体育祭には強い思い入れがありまして、それで、とにかく思い浮かぶ限りの羞恥の場面を書き尽くしてやろうというつもりで書き始め、気がついたら予想以上の長さになってしまっている、というわけです。

 体育祭もう飽きたよという方、もう少しの辛抱を。


 あと、話は変わりまして、このたび当ブログに『ぷちカンパ』を設置することとなりました。myuyanさんのHPでその存在を知り、カンパついでにお話ししたところ、いいですね、とのお返事だったので、恐縮ですが、真似させていただくこととなりました。みなさまどうぞご協力よろしくお願い致します。

 また、個人的にはこのようなシステムをきっかけに、もっともっと羞恥小説の書き手が増えればと思っております。自分の理想の物語を自分で書き、そして読みたい、と思って始めた当ブログですが、残念ながら読み返すことはほとんどありません。ごくまれに読み返すときは文章の巧拙の方ばかりに注意が行ってしまって、とても抜くどころでは……という感じです。あるいは作品完成後数年経って忘れた頃に、そうやって読めるようになるのでしょうかね。

 というわけで、『優香』更新の報告とともに、ぷちカンパの呼びかけをさせていただきました(どうも下世話な話になってしまいすみません)。
  1. 2011/07/08(金) 00:06:57|
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優香 第十三章 2

 廊下のおしっこは自分がしたと白状し、その拭き取りを命じられた優香は、雑巾の代わりに、自分の下着(ブラとパンティ)を使うことになってしまった。

 優香は教室を出ると、そこに自分の下着が水浸しになっているのを発見した。

「早く拭きなさいよ、その雑巾で」
「そんなになったら、もう捨てるしかないね」
「え? じゃあまさか今日はノーパン? 優香ちゃんノーパンで帰るの~?」
「だって、まさかおしっこ拭いた雑巾なんか穿けるわけないでしょ? だからノーパンで帰るしかないじゃん」
「でもあのバカみたいに短いスカートじゃ、お尻とアソコがまる見えだね」
「別にいいんじゃない? ってゆうか、街じゅうの人に見てもらえて、むしろ嬉しいんじゃない?」
「じゃあもういっそのことそのままの格好で帰ればいいのに」
「そしたら超ウケルよね。全裸で、しかも両手縛ってるんだから、もう犯してくださいって自分から言ってるようなもんだよね」
「ハハハ、マジうける! 優香ちゃ~ん、もう一生その格好で生活しなよ。露出狂のあんたにはそれが一番お似合いだからさあ」
「そうだね、もう優香の制服は全裸でいいんじゃない」
「じゃあもう制服は要らないね。ねえ、優香ちゃ~ん、制服処分しといてあげようか? 一生全裸で暮らすんだったら、もういらないでしょ~?」

 教室の窓や廊下から、そんなふうに話すクラスメートたちの会話が優香の耳に入ってくる。つい半年前までは、クラスの人気者で、誰からも好かれ、憧れられていた優香が、いまやクラスの恥、露出狂、まる出しの胸とおま〇この単なる所有者、へと成り下がってしまっていた。

 学校の廊下の、紛れもない自分のしたおしっこを、みんなの見ている前で、しかも自分の下着で拭き取る優香の姿はまさに恥そのものだった。その姿にもはや半年前までの優等生の面影はなかった。

「見てよあのぶざまな格好! まるで大昔の奴隷か何かよね」
「ホント、見てるこっちが恥ずかしくなる」

 後ろ手に両手を縛られている状態では、床を拭くのは非常に難しいことだった。濡れている場所の前に後ろ向きにしゃがみ、雑巾に何とか指を届かせて、拭くのもすべて後ろ向きで行なわなければなからなかった。しかも細かい移動のために、何度も足を踏み変える必要があるので、そのたびに股を開いておま〇こをまる見えの状態に晒さなければならなかった。そのしゃがんでまる見えの股間の前には、当然、男子たちが群がって、露骨におま〇こを覗き込み、野次を飛ばした。

「優香ちゃ~ん、オマタそんなにおっぴろげにして、おま〇こがまる見えだよ」
「もしかして床を拭くふりして俺たちを誘ってるのかな~?」
「さあ、遠慮しないで言ってごらんよ、あたしのおま〇こに、みなさんのチン〇を、入れてくださいって」
「ほらほら、もっと足を大きく開かないと、おしっこの中に尻餅ついちゃうよ」
「そうそう、そうやってみなさんにおま〇こお見せしてね」

 このように、優香は股を広げて自分の性器を男子生徒たちに眺められ、その色や形をからかわれながら、屈辱の掃除を、続けなければならないのだった。

 そしてまた、おしっこは一度で拭き取れないので、水を含んだ雑巾を(びしょ濡れになったブラとパンツを)絞りに行かなければならなかった。優香は最初廊下の洗面所で絞ろうとしたが、汚いと言われて、トイレへ追いやられた。下駄箱で上履きを取ることができなかった優香は裸足だった。裸足のまま、女子トイレの汚いタイルの上を歩かなければならなかった。そして、洗面台の前に立っても、両手を縛られているため、普通には洗うことができず、ここでも後ろ向きになって、惨めな中腰の姿勢で、汚れた下着を洗って絞らなければならなかった。その様子をトイレにいる他の組の女子たちが軽蔑と嘲笑の眼差しで見つめている。そうしてまた廊下に戻ると、男子たちのいやらしい視線が優香の股間を見ようと待っていて、再びトイレに洗いに行くと、女子たちの軽蔑の視線、悪口、冷ややかな笑い声が、優香の全裸の胸や股間に突き刺さった。

 ようやく掃除を終えたときには、白かった下着はもう黒っぽく黄ばんでしまっていた。もうとても穿けたものではなかった。

 教室に入ると、すでに大半のクラスメート(特に女子たち)は、優香の掃除を監視することにとっくに飽きて、おしゃべりしながら弁当を食べていた。

「あら、どうしたの、全裸で、しかも汚い雑巾なんか持っちゃって?」
「廊下を、拭き終わりました……」
「ああ、あんた廊下で犬みたいにおしっこしたんだったっけ?」
「……」
「じゃあ、もうその雑巾いらないね。くさいから、早く捨てちゃってよね」

 優香は迷っていた。

 するとグループの別の女子が、コンビニのビニール袋を広げながら、言った。

「このビニール袋に入れてちょうだい」
「入れないとあたしたち出て行くからね。教室の中、おしっこ臭くなっちゃうから」
「そしたら教室にはあんたと男子たちだけになっちゃうねえ。それでもいいの?」
「かわいい大事な乳首、食べられちゃうかもね~」

 もはや逆らうことはできなかった。優香は自分の汚れた下着を女子の差し出すビニール袋に入れた。

 すると相手の女子は、袋の入口をしっかり縛り、密閉すると、それを持って教室のゴミ箱の方へ行き、何のためらいもなく捨て去った。

 衣服を一つずつ失っていく絶望感……。体操着のシャツとブルマーに続いて、下着まで失ってしまった。残る衣服は、カバンの中の制服、セーラー服の上着と、あの短いスカートだけだったが、おそらくスカートはノーパンのお尻を隠してはくれないだろう。つまり優香は、体育祭が終わった後も、人前にお尻と股間を晒しながら、駅までの道を歩き、電車に乗らなければならないことが、これで確定してしまったのだった。

(いったいいつまで続くの……いつこの恥ずかしさからあたしは解放されるの……?)

 しかし今はまだそんな先のことを考えている余裕はなかった。現在の屈辱に堪えるだけで精一杯だった。
  1. 2011/07/06(水) 18:29:20|
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優香 第十三章 1

 騎馬戦ですべての服を失って、ついにグラウンドで素っ裸になってしまった優香。騎馬戦終了後も、服は与えられず、依然両手を縛られたままの状態で、一人悲しく校舎へ帰っていくのだった。

 午前中の競技はすべて終わり、昼休みになった。生徒たちは、昼食を取りに、ぞろぞろと校舎へ戻っていった。

 3年2組の生徒たちが自分たちの教室の前にたどり着くと、教室のドアの前に、全裸の女子が立っているのを発見した。

 優香だった。

 丸出しの股間と乳房を、手を縛られているため隠すこともできず、皆の視線に晒しながら、顔を伏せて鍵が開くのを待っていた。

 それを見たクラスの女子がわざとらしく悲鳴をあげた。

「きゃー、見て、あそこに露出狂がいるよ」
「ホントだ~! でもどうしてうちらの教室の前にいるの。露出狂は露出狂らしく、外の、もっと人がいっぱいいるところにいればいいじゃない」
「よくもまあ男子に混じって騎馬戦やろうなんて考えついたものだよ。おっぱい晒す口実として、これ以上ないチャンスだったんでしょうねえ」
「おまけに下まで脱いじゃって。いやらしい股間を保護者や学校外の人たちに見られて、恥ずかしくないのかしらね」
「しかも騎馬戦終わってるのにそのままって……ホントあきれた女だわ」
「どうせならもう一生そのまま全裸でいなよ。家から学校まで、そのいやらしい胸と股間晒したままさあ」

 そう言うと女子たちのうちの一人が、顔を伏せて恥ずかしがっている優香のもとへ、つかつかと歩いていって、優香の、その丸出しの乳首(持ち主の羞恥もお構いなしに、色気を誇示するようにツンと澄まして立っている、ピンク色の乳首の先っちょ)を、憎らしげに指でつまんで、ねじった。

「いやっ……痛い!」

 優香は顔を歪ませる。屈辱に唇を噛みしめる。だが、何も言い返すことができない。

 相手の女子は、指を離すと、優香の顔ではなく、わざと優香の胸を見ながら(クラスメートの前で恥ずかしげもなく揺れている)冷たく言った。

「あたしたちの教室の前で、迷惑なんですけど。おっぱい丸出しの、そんな恥さらしの格好でいられて」

 優香は謝るしかなかった。

「ごめんなさい……」

「邪魔だからどっか消えてくれない? うちらの視界に入らないところにさあ」

「それは……」

 優香は言葉につまった。どこかへ消えたいとは優香自身も感じていたことだった。できることなら人のいない場所へ隠れてしまいたかった。

 しかし、実際問題として、この素っ裸で、しかも後ろ手に両手を縛られた今の無防備の状態で、逃げてどうなるのだろうか。ひと気のないところ、例えば薄暗い倉庫とか、使われていない実験室、へでも行こうものなら、それこそ興奮した男子生徒の格好の餌食になってしまうだろう。

 そのくらい、優香の姿はいやらしく、危険だった。いやらしく、挑発的な『歩くおま〇こ』だった。だからこんな状態で一人でいれば、それは犯してくださいと自分から言っているようなものである。

 だから優香としては、どんなに惨めで屈辱的であろうとも、なるべく人のたくさんいる(特に女子のたくさんいる)この場所に、留まるよりほかなかった。

「ねえ、早くどっか行ってよ」
「そんなにあたしたちに自慢したいの?」
「言っとくけど、うちらあんたの裸なんか見ても全然羨ましいとは思わないからね」
「そうそう、男子の手垢だらけの汚い裸なんて羨ましくもなんともないよねえ」
「……」

 優香はもう顔を伏せて黙っているしかなかった。逃げようにも、その先には、欲望に股間を膨らませた男子が待ち構えている。優香の無抵抗の裸に飛び掛かろうと、そのチャンスを窺っている。欲情の野獣と化した男子はもう何をするものかわからない。そんな危険な目に合わないためにも、優香は、自分を罵る女子たちの前に留まり続けなければならなかった。

(ああ、誰か助けて……逃げも隠れもできないこの状況から誰か私を救って……)

 優香は廊下を見回して千夏を探した。千夏なら、服を持ってきてくれるとか、せめて手のハチマキを解いてくれるとか、してくれるはずだった。が、千夏はどこにもいなかった。


 と、そのように優香が女子たちの罵声や中傷に必死に堪えていたとき、今までその様子を離れたところで眺めていた一人の女子が、ふと何かに気づいたらしく、突然大声で言った。

「ねえ、みんなちょっと! この壁のところ、なんか濡れてない?」

 それを聞いたクラスメートたちは、一斉に「え、なになに?」とその女子の方へ集まっていった。

「あ、ホントだ、濡れてる。誰か水でもこぼしたのかなあ」
「でもなんか臭くない? なんていうか、その……おしっこのにおい」
「ええ? そんなわけ……いやホントだ。ねえみんな、これおしっこの臭いがするよ!」
「ええ~!」
「うそ~!」
「でもいったい誰のおしっこ……」

 一瞬沈黙の間が訪れた。

 続いてクラスメートたちは、一斉に、ドアの前の優香の方を振り向いた。

 その瞬間の優香の反応、悲しそうに目を細めた、あきらめの、その表情はすべてを物語ってしまっていた。

 乳首をつねった先程の女子がすかさず優香につめ寄った。

「ねえ、あの壁のおしっこ、あれ、あんたがやったの?」

 優香はしばらく無言でいたが、やがて首を力なく振って否定した。

 しかし、その顔の表情は、明らかに自分がやったと、白状していた。

「嘘ついてるのまる見えだよ。正直に言いなさいよね。あれはあんたがしたんでしょ、あの汚いおしっこは?」

 優香の顔に広がるあきらめの色。すでにばれてしまっている嘘を、あくまでつき通すほどの図太さは、優香にはなかった。

「でも、違うの、あれは……」
「違くない! 理由はどうだっていいの。イエスかノーで答えなさい。あのおしっこはあんたがしたんでしょ?」

 優香はなおもためらったが、やがて答えた。

「……はい、そうです」

 うそ~、信じらんな~い、という冷たいざわめきが廊下中に広がった。

「でも、聞いて……!」

 優香は説明を試みようとした。あのおしっこは(自分がしたことはしたのだが)でも、それは、見ず知らずの男に、無理矢理させられたのだ。自分が裸なのをいいことに、ビデオカメラで撮影し、それをネタに脅迫して……。しかし、優香はすぐに断念せざるを得なかった。そんな話、誰も信じてくれるはずがなかった。またたとえ信じてもらえたにしても、そもそも何で男が来る前から全裸でいたのかという説明も(またそのさらに以前からの説明も)しなければならなかった。いまや事情は複雑になりすぎて、当の本人でさえ、信じられないほどだった。

 だから優香は何も言い訳することができず、黙っているよりほかなかった。

 相手の女子は再度優香を問い詰める。

「もう一度聞くけど、じゃあ、あんたは学校で、自分の組の教室の壁に向かって、おしっこしたっていうわけ?」

 優香は力なくうなずく。

「ちゃんと答えなさい!」
「……はい、そうです」
「何がそうなの?」
「……あたしは、学校の、自分の教室の、壁に、お……おしっこをしてしまいました」

 廊下中に広がる軽蔑の冷ややかな笑い声。相手の女子は、憎しみと怒りから、今にも優香に掴みかかりそうな雰囲気だった。が、相手にするのもバカバカしいというように、軽蔑の笑みを浮かべると、冷たく言い放った。

「そう、じゃあ早く掃除しなさいよね。あんたがしたんだったら、あんたが自分で片付けるのが、常識でしょ?」
「はい……」
「いますぐに!」
「え? いますぐ……ですか?」
「当たり前でしょ! それともあんた、教室の前におしっこ放ったらかしにしたまま、あたしたちにお昼ご飯食べろっていうの?」
「いえ……」と優香は首を振る。「じゃあ、あの……このハチマキ解い……」
「うるさい、そのままの状態でやりなさい。神聖な教室を冒涜した、罰よ」

 もう相手の言うとおりにするしかなかった。優香は込み上げる涙を必死にこらえて、教室に入って雑巾を取ろうとしたが、それをまた叱責された。

「何で雑巾使うのよ! あんたの汚いおしっこなんか拭いたら、もう二度と使えなくなるじゃない」
「でも……じゃあ、どうやって?」

 相手の女子は優香の机の上のカバンを、ごそごそと物色しだした。と、何やら取り出した。

「あ、これなんかちょうどいいんじゃない、雑巾に」

 と言ってクラス全員に見せつけるようにしたそれは、優香の朝まで穿いていたパンツとブラだった。

 優香の純白の下着の登場に、男子たちが「おおっ!」と色めきたったのは言うまでもない。近づいて奪い取ろうとする。匂いを嗅がせろと、本気だか冗談だかわからない声を飛ばす。

 優香は恥ずかしさに体じゅう赤くなりながら、その自分の下着の方へ駆け寄った。

「やめて! あたしの下着をそんなふうに扱わないで!」

 しかし、男子たちの視線が、超至近距離で、自分の丸出しの胸を凝視しているのに気がついて(いやっ、見ないで……)、優香は再び背を向けて遠ざかった。

「なに恥ずかしいふりしてんのよ」
「胸や股間を見せるのは平気でも、下着は恥ずかしいって、矛盾してると思うんですけど~」
「ホントどこまでぶりっ子を演じれば気が済むんだか」
「ホントは恥ずかしくもなんともないのにねえ」

 周りの女子たちは優香が恥ずかしがって逃げると一斉に冷たい言葉を浴びせるのだった。

「お願い……それで拭いたら、もう穿けなくなっちゃう」

 優香は下着を振りかざす女子に遠くから言った。

「穿けなくなる?」言いながら相手は構わず下着を頭上でひらひらさせている。「穿けなくなるっていったって、どうせあんた穿かないじゃない? 露出狂のあんたにはパンツもブラも必要ないんでしょ? だから、これで拭きなさいよ」

 そしてその女子はそのまま下着を持って教室の外に出ると、廊下のおしっこの水たまりの中に、それを放り落とした。

 この瞬間、優香のパンツとブラジャーはおしっこを拭くためのただの雑巾と化した。

 優香はもうおとなしく掃除を始めるしかなかった。
  1. 2011/07/06(水) 18:28:49|
  2. 優香
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優香 第十二章 18

 騎馬から腰を浮かせたことで、短パンが膝まで滑り落ちてしまった優香。後ろ手に両手を縛られている状態では、それを直すことはできず、丸出しになったお尻と股間を、もはや晒し続けるしかなかった。言うまでもなく、上半身は裸だったから、もう優香はいかなる衣服によっても体を覆われていない。生まれたままの姿で、体育祭真っ只中のグラウンドに存在しているわけだった。

 湧き起こる観客のオナニーコール。突き刺さる女たちの冷たい視線……。

「オ・ナ・ニ~ッ! オ・ナ・ニ~ッ!」
「バッカじゃない! 大の男があんなこと言って。ここどこだと思ってんのかしら」
「そうそう。それに、あんな恥さらしがAV女優だなんて言ったら、本物の人たちに失礼よ。だってアレは、演技でもなんでもない、本当の露出狂なんだからね」

 目の前の敵の男子は、観客のその熱狂ぶりに、対決するのを躊躇してしまっていた。

「おい、みんなオナニーしろって言ってるぜ? するなら早くやっちゃってくれよな」
「す、するわけないじゃない……!」と優香は顔を伏せたまま叫ぶ。「そんなくだらないこと言ってないで、早く頭のハチマキ取っちゃってよ……!」

 こんな惨めな状態は早く終わりにしたかった。グラウンドの大観衆の前で素っ裸の状態でいるこんな地獄からは、一刻も早く解放されたかった。

 敵の男子生徒は、そうか、と答えると味方の三人に素早く視線を送った。その合図に三人はにやりと笑いながらうなずいてみせた。(うん、言われなくてもわかってる)と三人の目は語っていた。

「よし、それなら遠慮なく、行くぜ!」

 そう最初の男子は叫ぶと、優香の方へ身を乗り出した。そして右腕をまっすぐ優香の方へ伸ばしてくる。優香はじっと顔を伏せていたので、その気配だけしかわからなかったが、やっとこれで終われる、と半ばホッとした気持ちで、ハチマキが奪われるのを待った。

 サッと黒い残像が視界を横切った。が、優香の頭には何の感覚もなかった。ん?……と優香が思った次の瞬間、突如自分の露わな胸に、男子の腕が伸びてきて、たちまち手で優香の乳房を鷲づかみにしてしまった。

「……?」

 一瞬優香は自分の身に何が起こったのか理解できなかった。

 しかしすぐに気づいた。気づくと同時に果てしない混乱に陥った。

「いやぁぁぁッー!」

 続いて、すぐに他の男子たちの腕が、それぞれ優香のもう一つの乳房やお尻へと伸びてきた。それら三つの手によって、丸裸の優香のおっぱい、お尻が、揉まれていく……。優香はそれを、後ろ手に両手を縛られているため、何の抵抗もできず、ただ見守っているしかなかった。

「ちょっ……なにするの……! やめて、触らないで……」

 しかし男子たちの指は止まらなかった。優香の敏感な乳首を、指でいやらしく刺激し、丸出しの白いお尻を、遠慮なく揉みまくる。やめて、と言う優香の声が徐々に震えを帯びてきた。それを聞いた乳首担当の男子は、興奮とともに、優香の敏感な乳首を、さらに激しく、さらにいやらしく、指で責め立て刺激した。

「やぁぁ……め……ぁん!……」

 やがてハッと気づいた優香は、その自分のものとは思われない、いやらしい女の声に、自分で恥ずかしくなって、これ以上言葉を発するのはやめようと決意した。

 しかし何も言わないとなると、それはまるで自ら歓迎しているようにも、周りからは見えた。

「あれ~、なんにも言わなくなっちゃったよ~。ってことは、もしかして歓迎しているのかな~?」
「ち、ちが……ぁん……!」
「よし、歓迎してくれるんだね。じゃあ、もっと気持ちよくしてあげるよ」

 と言うと、今まで横で待機していてその時を待っていた四人目の男子が、素早く腕を伸ばしてきて、優香の、丸出しの股間へまっすぐ向かってきた。そしてその指が、騎馬の座席と優香の股の隙間に強引に割り込んできて、優香のおま○こに直接触れてきた。

「いやぁぁぁッー!」

 もう自分の身に何が起こっているのか、何をされているのかも、よくわからず、ただもう屈辱と恥ずかしさの混乱状態になって、優香は叫んでいた。

 やがて男子の指は、優香の股間を強引に座席の横へずらしてしまった。代わりに足の付け根が、座席に腰掛け、するとずらされたおま○こは、空中に無防備に引き出された。そしてその引き出されたおま○こを、男子の指が、もう何の邪魔されることもなく、刺激し始めた。後ろ手に両手を縛られた優香は、なすすべもなく、騎馬の上で、体を激しくくねらせるばかり。さらには両の乳首を、二人がかりで刺激され、お尻も責められ続けているので、唇を噛み締めて声を出さないよう我慢するのが精一杯だった。もう観客の卑猥な野次も耳に入らなかった。秋の大気の冷たさも肌に感じなくなった。その代わりに、いまは股間と乳首に感じる恥ずかしい刺激と、体全体に湧き上がる火照りが、優香の感覚をいっぱいに満たした。優香は顔を上げ、目を閉じて、ただ声を洩らさないようにすることだけに意識を集中させていた。

「おおすげえ~! 公開プレイかよ!」
「あの指づかい。最近の高校生はなかなかやるな~」
「見ろよあの気持ちよさそうな顔。快感で目を閉じちゃってるぜ」
「こんな状況で感じちゃうんだもんな。とんだ変態女だよ、まったく」

 優香は必死に声を我慢しながら、気持ちとは関係なく感じてしまう自分の女の体を恨んだ。男たちの果てしない指責めに、もう乳首は硬直してピンと立ち、股間は濡れていやらしい音を立てるようになっていた。見守る観客の目の前で、お尻が、快感のため、独りでに左右に揺れ出した。クチュクチュクチュ……という音とともに、いやらしい液体が、むき出しのおま○こから、一メートルほど下の土の地面に、垂れた。

 もはや言い逃れのできない快感の証拠……。それを見た観客の興奮はもう爆発寸前だった。

「うおお~! ついにマン汁でた~!」
「いいぞ~、もっと出せ~! 校庭を洪水で溢れさせるんだ!」
「女優さ~ん、口では嫌だとか言ってたけど、やっぱりして欲しかったみたいですね~!」
「こっち向いてくださいよ~。そのびしょびしょのおま○こが僕たちによく見えるように!」
「自分の指で開いて、濡れたおま○こをファンのみんなに見せてくださいよ~!」

(どうして……どうしてあたしこんなに嫌がってるのに……勝手に出ちゃうのよ……)

 優香は自分の股間からダラダラと流れ出る液体を、屈辱と快感の混在した気持ちで眺めるのだった。このいやらしい液体を溢れさせている、卑猥な女性器が、自分のだなんて……。知らない男子の指で触られて、たくさんの観客に見られている、この女性器が……。いや、そんなわけない! 絶対に、そんなはずはあり得ない……!

 優香は自分の心の中に渦巻く感情を、もううまく把握しきれなくなっていた。彼女はもはや無意識のうちに、性的な快感に身を委ねる一人の下品な女となっていた。それはもう本人の意思ではどうすることもできないことだった。女の体が勝手に反応してしまうのだ。

(やめて……やめてよ、このままじゃ、あたし……どうにかなっちゃう……!)

 もしここで、次のような出来事が起こらなかったら、優香の屈辱的な快感はいつ終わりを迎えたかわからない。そしてその果てしなく続く快感によって、優香はどうなってしまったことか、ちょっと想像もできなかった。しかし、このとき突如ある出来事が起こり、優香は悪夢から覚まされることになった。

 その出来事とは、それまで優香が刺激に悶えているのを、ただ見守っているしかなかった味方の騎馬たちによって起こされたのだった。彼らは目の前で優香が敵の手に好き放題触られているのを、最初のうちは興奮しながら見ていたが、やがて、自分が参加できないのがくやしくなり、ついには激しい嫉妬を覚えたのだった。そこで、こんな奴らに俺たちの優香を取られるよりはと、突如一斉に走り出して、グラウンドを逃げ出したのだった。

「ま、待て、どこ行くんだ!」
「いいところだったのに、何てことしやがる!」
「追え、逃がすな!」

 すかさず追いかけてくる敵の騎馬。しかし、優香を乗せた味方の騎馬は、強い結束感に結ばれて、猛スピードで走って逃げた。しかも、その彼らの走ったのはグラウンドの中央ではなく、その周り、つまり観客席の目の前のリレー用のコースだった。だから観客たちはそれぞれ目の前に、騎馬に乗せられて走りすぎて行く全裸の優香を見出した。今まで遠すぎていまいち状況がつかめないでいた観客も、それによってあられもない姿をした女子生徒の存在に気がついた。自分の目の前を、後ろ手に両手を縛られながら、ぷるんぷるん乳房を揺らして(白いお尻を丸出しにして)走り去って行く裸の女子生徒。それは、一度目の前を通り過ぎても、向こうの生徒席の方を回って一周してくると、再び目の前に現われるのだった。

「ちょっと~、もう素っ裸じゃない! よくあれで平気でいられるわよね」
「得意げにおっぱい揺らしちゃってさ。そんなに大きい胸を自慢したいかね」
「しかもアレ見た? 股間からいやらしい液垂らしちゃって、最低よねホント」
「よっぽど快感なんだろうね、みんなに裸見られるのが」

 もう観客席中が異様な熱気に包まれていた。軽蔑の囁きと卑猥な野次があちこちから起こった。また生徒席からは、憎しみに顔を歪めた女子生徒たちの、恥さらし、露出狂、女の敵、などという蔑みの声が目の前を走り去る優香のもとへ飛ばされた。

 すでに錯乱から我に返っていた優香は、グラウンドの外から自分に向けられる蔑みの声を耳にして、屈辱と恥ずかしさでいっぱいになった。そして、自分の意思とは無関係のことだったとはいえ、男子たちの指責めに快感を覚えてしまった自分を恥じた。

(みんな違うの。あれは、しかたないことだったの……自分の意思では、どうすることも……お願い、わかって……)

 しかし憎しみと嫉妬に燃える女たちには到底理解できることではなかった。彼女たちはもうただ優香憎しと、ヒステリックに罵声を浴びせかけるだけだった。

 この羞恥の逃走劇はグラウンド四周も続けられた。

 が、四周目の途中ごろから、それまで必死に逃げ回っていた味方の騎馬たちが段々疲れだした。追い続けていた敵の騎馬も、同様に疲れてはいたが、こちらは相手よりもグラウンドのやや内側を追いかけていたので、その距離ぶんだけ疲労は少なかった。だから次第に優香の騎馬は追いつかれ始めた。

 やがてついに、四周目の最後の直線、つまり観客席の目の前のコース上で、敵に追いつかれてしまった。

「よし、捕まえろ!」と、追いついた敵の騎馬が、ぜえぜえ息を吐きながら、叫んだ。
「おう、任せとけ!」と騎上の男子がそれに答えた。

 そして身を乗り出して腕を伸ばした。その敵の男子の手が優香の肩を捕まえた。肩をつかまれた優香は、騎馬の上でバランスを崩し、依然猛スピードで走り続ける騎馬の勢いに、上体を後ろへ倒されてしまった。そしてそのまま後方へ勢いよく投げ出されてしまった。

 そのとき、その勢いよく後方へ投げ出されているあいだに、優香の膝にそれまで引っ掛かっていた短パンが、するりと抜け去り、宙に舞い上がった。落下した優香の体は、間一髪、墜落の瞬間に背中を押さえた敵の男子によって激しい衝撃を受けずに済んだ。

 一瞬の静寂。観客の目の前で、全裸で尻餅をついている優香。地面に落下したときのままの状態で、膝を曲げ、股を大きく開いている。丸見えの股間。砂に汚れた、むき出しの濡れたおま○こ……。

「いやぁッ!」

 優香は転落の衝撃から我に返ると、自分のあられもない姿(観客に向かって大股開きしている自分の状態)に気づいて悲鳴を上げた。そして、すぐに足を閉じ、短パンを腰へ上げようとしたが、短パンは膝からなくなっていた。優香はあちこち振り返って探したが、短パンはなかなか見つからなかった。

 やがて、敵の騎馬が近づいてきて、残念そうに言った。

「騎馬から落っこちたから、失格、だな」

 そう言うと座り込んでいる優香の頭からハチマキを取って、グラウンドを退場していった。味方の男子も騎馬の形を解いて、退場門の方へ走っていった。優香はぼう然とその後ろ姿を見送っていたが、ハッと気づいて、

「ちょっと、誰か、この手首のハチマキ外してよ!」

 と叫んだが誰も戻ってはこなかった。

 グラウンド上にたった一人取り残された優香。後ろ手に両手を縛られた状態で、素っ裸で、見つめる観客の視線に晒されている。観客の食い入るような視線が、自分の裸の胸に、股間に、突き刺さる。

 やがて、こんなところにいつまでも座り込んでいるわけにはいかないと、優香は、恥ずかしさを堪えて、ふらふらと立ち上がった。そして、後ろ手に両手を縛られた、胸も股間も丸見えの状態で、着衣の観客に向かって、

「誰かこの手首のハチマキ、外していただけませんか……私の穿いていた短パン、どこかに落ちていませんか……」

 と震える声で言ったが、誰もそれに答える者はいなかった。男の観客はにやにやいやらしい笑みを浮かべて裸の優香の胸や股間を舐めるように眺めているばかり、女の観客は汚いものでも見るように、顔をしかめて、横目で睨んでいるばかりだった。

「誰か手首のハチマキを……誰か私の体操着を……」

 もう裸を見られることも顧みず(しかし顔は恥ずかしさで真っ赤になりながら)観客席の前をうろうろ移動しながら、必死に頼み続ける優香。

 と、あるとき観客の一人の男性が、自分の足元から何かを拾い上げて、呟いた。

「あれ、こんなところに短パンが落ちてるぞ」

 その男の言葉を聞きつけた優香は、すかさずその方へ歩み寄った。男の手には、明らかに先程まで自分の穿いていた、白い短パンが、握られていた。

「あ、あの、それ、私のです……」

 そう言って優香は短パンを返してもらおうとした。しかしそのとき、男の隣にいた中年の女が、半ば強引に男の手から短パンを奪い取ると、優香を睨みつけて、冷たい調子で言った。

「これが何であなたのなのよ? これは男子生徒用の短パンでしょ? だからあなたの物のわけないじゃない。それともあんた、そんな大きく膨らんだ胸で、自分は男だと言い張るつもり? そんな、平たい、いやらしい股間を丸出しにしといて、男子だって言うつもり? この女の恥! あんたはあのいやらしいブルマ穿いてさっさとストリップ小屋にでも行きなさいよ。この短パンは、きっと誰かこの学校の男子生徒が落とした物だから、あたしがちゃんと先生に届けて、あなた以外の、持ち主の手に返してもらいますからね」

 そう言うと女は振り返って、短パンを持ったまま観客席からいなくなってしまった。

 あーあ、行っちゃった、と観客席に広がる笑い声。ざまあみろ、と言う女の小さな呟き……。優香は、もう体を隠す一枚の衣服も持っていない素っ裸の状態で、学校のグラウンドに取り残されてしまったわけだった。頭の先から足の裏まで、一枚の布切れも身につけていない……いや、ただ一つ、後ろ手に両手を縛られている赤いハチマキだけが、いま彼女の身につけている衣服、というか布の、すべてだった。しかしその布切れは、身につけている本人の裸を隠すどころか、両手を縛って、かえって乳房や股間を隠せないようにしているのだった。だからそれは完全な全裸以上のはずかしめ、手で隠すこともできないまま、晒し続けていなければならない、究極の裸の状態だった。

 優香はその究極の裸の状態で、もはや自分でも何を願っているのかわからずに、観客席の人々に向かって、祈るような眼差しを送るのだった。

 が、そこへグラウンドのアナウンスの声が、競技が終わったので選手は退場してくださいと、明らかに優香一人に向けて、告げた。

 それで優香は、もうあきらめるしかないと悟り、両手を縛られた情けない素っ裸の姿で、グラウンドを歩き出し、退場門の方へ向かっていった。そして「変態!」「露出狂!」などと野次の飛び交うなか、やっとのことで退場門を抜けてグラウンドを出ると、群れ集う観客や生徒の人波を押し分けて、唇を噛み締めつつ、校舎の方へと歩いていった。

 校舎へ続くアスファルトの道の上を、着衣の人込みに取り巻かれながら歩いていく裸の優香。「そんな格好でどこ行くの?」とか「おっぱい丸出しでよく恥ずかしくないねえ」とか、露骨に嫌味を浴びせられる。優香は何も答えず、顔を伏せたまま、晒し続けなければならない胸をぷるぷる揺らして、黙って校舎の方へ向かっていく。

 午前中の競技は騎馬戦ですべて終了だったから、優香が校舎へ向かっていくことは、それ自体としては、特別おかしな行動ではなかった。ただ一点、何も衣服を着ていない全裸であるということだけが、人々の注目を優香に集めさせているのだった。

 こうして、体育祭午前の部が終了した。
  1. 2011/05/04(水) 14:16:22|
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優香 第十二章 17

 グラウンドの端に追い込まれてしまった優香。居並ぶ観客たちが見守るなか、上半身裸で、騎馬に乗せられて、後ろ手に両手を縛られているので胸を隠すことが出来ない。その彼女の丸出しの乳房を見て観客は卑猥な野次を飛び交わす。優香は顔を真っ赤にして堪えるしかなかった。隠すことの出来ない自分の胸を、観客のいやらしい視線に晒し続けるしかなかった。

 そして、そんな優香のもとへ迫ってくる敵の四体の騎馬。横に大きく広がって、相手の騎馬を取り囲みながら接近していたのが、段々近くなるにつれ、敵を囲む輪を小さくしていく。

 やがてもう抜け出す隙間もないほど接近されてしまった。またしても優香は、勝ち誇る四体の敵に完全に包囲されてしまったわけだった。加えて今は、見守る観客も、不動の壁となって、すぐ背後に立ちはだかっていた。

「よし、追い詰めたぞ」と目の前に来た敵の騎馬が言った。「今度はもう逃がしてやらないからな」

 別に逃がして欲しくなんかなかった。優香が願うのは、もうただ一つのことだけ、一刻も早く負けてこの衆人環視の裸地獄から解放されることだった。だから優香は何も言わず、ハチマキを奪いやすいようやや前かがみになって、頭を相手の方へ差し出す姿勢を取った。

 と、彼女のその前傾姿勢を見て、背後の観客たちの間で何やらざわざわし出した。

「おい、あれ見ろよ」
「おお、半ケツじゃねえか!」
「ズボンがずり下がってるんだ。ケツの割れ目がまる見えだぞ」
「こりゃいい。胸の次はお尻ときたか!」

 どうやら逃げている間にずり下がってしまったらしい。もともとブカブカだった優香の短パンのウエストが、逃走の激しい震動と、夢中でいて気づかなかったために、もうかなり下の方へ下がってしまっていた。それは半ケツ……どころかほとんどお尻の終わりくらいまで下がっていて、優香のぷりっとした白いお尻の、ほとんどが見えてしまっていた。さらにいま彼女が前傾姿勢を取ったために、その奥のオマ○コまでが、あやうく見えてしまいそうだったのだ。

(なに? みんな何をそんなにざわついてるの……? 胸……? 胸はもうさっきから見てるでしょ…………あっ!)

 そこでようやく気がついた。優香は、指を伸ばして(手首は縛られていたが指は自由だったので)自分のお尻がどうなっているのか確かめた……。

 柔らかい肉の感触、露出した皮膚の冷たい肌触り、微かに汗ばんだ中央の割れ目……優香は丸出しのお尻に触れたのだった。

「いやっ……!」

 と小さく叫んで短パンを直そうとする。が、時すでに遅かった。もうほとんど足の付け根あたりまで下がっていた短パンは、後ろ手に縛られた彼女の指では届かなくなっていた。わずかにぎりぎり中指の先でウエストに触われたが、それを上に持ち上げることは、どんなにがんばっても……できなかった。

「やっと気づいた? ケツ丸見えだぞ」

 と、優香を乗せた後ろの騎馬の男子が言った。彼は優香の丸出しになったお尻を、すぐ目の前で見ることができていた。そしてさらに座席となった腕で、優香のお尻を、じかに感じてもいたのだった。赤ちゃんのようにすべすべで、柔らかい、田辺優香の生のお尻の肌触り……優香が無意識に力を入れるとキュッと固く引き締まる、その筋肉の感触までわかった。

「いやっ……見ないで。ど、どうして教えてくれなかったのよ……?」

 優香は座席となった男子の腕に、じかにお尻を触られていると知りつつも、それをどうすることもできず、恥ずかしそうに言った。

「俺も必死に走ってて気づかなかったんだよ、まさかお前のケツが目の前で丸出しになってるなんてな」
「ねえ、もう騎馬から降ろして……どうせ負けなんだから、ね、もう騎馬を降ろそうよ……」
「いや、そういうわけにはいかない。勝負は決着がつくまでやるっていうのが男の世界だ、たとえ負けるとわかっててもな。それにさぁ、もうケツくらい見られたっていいじゃん。もうどうせおっぱい丸出しなんだからさ、他にどこ見せようが別にいいんじゃないの?」
「よ、よくない……! いいわけないじゃない……!」
「でもお前はよくなくても、俺はこのままの方がいいんだよ。何しろ、せっかくおっぱい丸出しなのに、俺は後ろにいるから、そのお前の丸出しのおっぱいが見えないんだぞ。わかるか、俺のこの気持ち? だから、代わりにケツくらい見せてくれよな」

 そう言うとその男子は、優香のお尻が乗っかっている腕を、撫でるように横に動かした。

「きゃッ……! やめて、なにするのよ……!」
「別になにもしてねえよ。そろそろ疲れてきたから、ちょっと動かしただけじゃねえか」

 言いながら男子はやはり腕を動かして優香のお尻を撫で続ける。そして、徐々にエスカレートしてきて、やがてお尻の割れ目に突っ込んでみる。汗で微かに湿っていて温かかい、優香のお尻のくぼみの感触……。

「いやぁっ……やめてよ、もう……!」

 そう言うと優香は男子の腕から逃れようと、思わず座席から腰を浮かしてしまった。

 が、それはこの状況、この場面では、絶対にやってはいけないことだった。なぜなら腰を浮かせて姿勢が垂直ぎみになると、座って腰を曲げていることで食い止めていた箇所から、短パンが、下へさらにずり落ちてしまうことになるからだった。優香はそのことにまったく気づかず、ただもう男子のいやらしい腕から逃れたい一心で、騎馬の座席から腰を浮かせてしまった。

 あっ、と言ういくつかの声が彼女の耳に聞こえた。

 嫌な予感が頭をよぎった……すぐさま優香は、その腰を浮かせたままの状態で、何やら風通しのよくなったような感じのする自分の下半身を見下ろした。

 視界の中ですべてがスローモーションになって見えた。そのスローになって見えたものとは……もはや食い止める障害がなくなり、するすると膝の方へ滑り落ちていく短パンと、同時に唯一隠してくれていた短パンがなくなり、丸見えになってしまった股間、無毛のおま○この恥ずかしい筋。落下した短パンは、騎馬の座席の男子の二本の腕に引っ掛かり、彼女のちょうど膝の辺りで落下をやめた。

 あっ、と同時に叫んだのは、いきなり目の前に現われた優香の股間を正面から見た敵の男子と、いまや完全に露出した優香のお尻を背後で見ていた観客たちだった。そしてその優香のお尻を見上げていた観客の何人かは、その奥の、彼女の女性器をも、見てしまったのだった。

「いやぁぁあ……!」

 優香はもうグラウンド中に響き渡るような大声で悲鳴を上げた。

 これではもう全裸も同然だった。ずり落ちた短パンが無意味に膝を隠しているだけの、もう全裸同然の姿だった。胸もお尻も丸出し、さらには股間も丸見えの、生まれたままの姿だった。しかもその場所は、体育祭のまさに行なわれているグラウンドの、観客・生徒百人を超える人々の注目を一心に集めている中で……だった。

(うそ……うそよ、こんなこと絶対に……)

 優香は騎馬の上に立ち上がったその高い位置から、観客の方を見ながら思った。胸も股間も丸見えの自分の裸を、じっと見上げている観客のたくさんの顔。赤の他人ばかりの、当然話をしたこともない人間たちに、自分の生まれたままの姿を晒している……。こんなことが本当にあり得るのだろうか。服を着ている百数十人の人間の中で、自分だけが全裸で、しかも男子に混じって騎馬戦をしているなんて……。

 優香はもう恥ずかしさを越えた屈辱そのものの状態で、自分のお尻を待つ騎馬の座席に再び腰を下ろした。中央でクロスした腕に性器が触れた。股間に突き刺さる敵の視線。腰を下ろしても当然短パンは下がったままだった。すぐ目の前の自分の膝に引っ掛かっているのに、後ろ手に縛られた指からは、もうまったく届かないほど遠くへ行ってしまった……。

「ついに全裸だ!」
「全裸騎馬戦なんてもうAVの世界だぜ」
「いや、そのうえ両手縛られてるんだから、これはAV以上だぜ」
「全裸で、頭には赤いハチマキっていうのが何とも堪らないねえ」
「女優さ~ん! 次はどんなことしてくれるんですか~?」
「もちろん男優にフェラ、そして本番、ですよね~!」
「もし男優がいないようだったら俺がやりますよ~!」
「あ、その前に自分でオナニーするシーンがあると嬉しいで~す! 手首縛られた状態でも、後ろから、できますよね~?」
「途中で指で広げて、濡れたおま○こよ~く見せてくださいね~」

 もう背後に集まった男の観客たちの興奮はピークに達していた。彼らはここが学校であることなどすっかり忘れて、完全にAVの撮影所か何かのような気分になっていた。そして目の前で裸で騎馬戦をやっているのは、学校の生徒ではなく、AV女優だった。だから観客たちはもうそのつもりの扱いで、優香にいろいろな野次やら要求やらを飛ばすのだった。

「はやくオナニーしろよ~!」
「もう何百回もやってんだろ?」
「そんなんじゃDVD買ってもらえないぞ~!」
「AV女優なんだからオナニーくらいしてみせろよな!」

(ちがう……あたしは、そんなAVとかの、そういう人じゃないんだから……あたしは、ただ、命令されて、しかたなく……)

 優香は頭を振って必死に否定するのだが、観客の罵声はますます露骨に、激しくなるばかりだった。

 グラウンドに響き渡るオナニーコール。男の観客の熱狂ぶりとは対照的に、遠くから、冷ややかな軽蔑の視線で優香を睨みつけている女の観客や生徒たち。

 こうして、優香は騎馬戦でついに全裸を晒してしまったのだった。
  1. 2011/04/30(土) 08:27:39|
  2. 優香
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